LGBTフレンドリーとは
LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害を含む性別越境者)の頭文字を取ったものであり、セクシャルマイノリティー(性的少数者)の総称の一つです。
世界的にはもちろん、日本においてもLGBTの人権保護、企業としてのリスクマネジメント、そして市場戦略において、LGBT層は無視できないものとなっています。
- 日本におけるLGBT層
全人口の7.6%
左利きやAB型の人の割合とほぼ同じで、14人弱に一人
「LGBT調査2015」
by電通ダイバーシティ・ラボ - LGBTの市場規模
世界規模で見ると、アメリカで約77兆円、英国約7兆円等、世界全体ではLGBT層の市場規模は優に100兆円を超えると推定されています。 - LGBTアライの存在
アライ(=ally)とは協力者、支援者を意味し、LGBT当事者ではないが、LGBTを理解し支援しようとする考え方を持つ人、またその立場を表明している人のことです。
性は多様なものです。セクシュアリティとは生まれ持った身体の性、心で認識する自分の性(性自認)、そして好きになる相手の性別(性的指向)の3つの要素が掛け合わされ構成されます。
異性愛者で、身体と心の性別が一致している人(図内③と、図内⑩)以外がLGBT層となる。
“LGBTフレンドリー”とは、「LGBTの人々に対して温かく開かれた状態」であることを意味しますが、具体的なアクションとしては様々な方法が考えられます。
たとえば・・・
社内規定の整備(差別禁止の明文化など)
福利厚生の充実(正しい知識を伝える社員教育や異性カップルと同等の対応)
提供サービスや商品の適正化(「夫婦向け」等の記載をやめる、など)
CSRとしての対応(関連イベントへの参加・協賛など)
LGBTに対してだけではなくあらゆるダイバーシティに対してフレンドリーであることが企業の義務となりつつあります。LGBT対応だけが特別なのではなく、ダイバーシティ対応の中のひとつとしてLGBT対応があるのです。
アウト・ジャパンではこれからLGBT対応(LGBTフレンドリーになっていく)に取り組んでいきたいとお考えの皆さま向けに多くの企業が実際に何をどのようにすすめているのか、事例を中心にしながら紹介するセミナーなどを随時開催しています。
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