活動実績

LGBT-Allyサミット#12

記事日付:2021/12/17


12月17日(金)にLGBTダイバーシティに取り組んでいる、これから取り組もうとしている企業が集まり情報交換を行う、LGBT-Allyサミット#12をオンラインにて開催しました。
今回は過去最高の50社のお申し込みをいただきました。

開催概要

イベント名
LGBT-Allyサミット#12
日程
12月17日(金)
実施方法
オンライン(Zoomを使用)
参加企業
アワーズ、明治、日本生命、AIサポート、NTTデータ、USJ、日立ソリューション、東京ガス、クロスホテル、青山商事、SGホールディングス、シグマロジスティクス、TOTO、アビームコンサルティング、タイ国政府観光庁、チェリオ中部、三菱商事、JAL、西村あさひ法律事務所、熊谷組、Sakurug、日本ユニシス、BMS、SONY、味の素、三洋化成、ソフトバンク、伊藤忠テクノソリューションズ、積水ハウス、ゲオホールディングス、サイボウズ、住友ゴム、京セラ、トレセンテ、トリドールホールディングス、東京海上ホールディングス、ファミリーマート。東京電力、カンロ、サントリー、日清食品ホールディングス、三菱電気、IHI ほか

企画の狙い

  • グループディスカッションを通して参加企業の取り組み状況の共有
  • LGBT当事者とのトークセッションなどを通じて、LGBTに関する情報のインプットの場の提供く

プログラム

  • LGBT施策に関する質問
  • 精神障害者雇用を成功させるヒント
  • ゲイ4人による「職場でのカミングアウト」~心理的安全性について考える~
  • PRIDE指標でレインボー認定を受けた野村ホールディングス株式会社の取組みについて
  • グループごとの情報交換会
  • シェアタイム
精神障害者雇用を成功させるヒント
臨床心理士・公認心理師・キャリアコンサルタント(国家資格)・産業カウンセラーである伊藤留美様に、精神障害者雇用を成功させるヒントをお話しいただきました。
障害を障害は人に存在するものと考える医学モデル、障害は人ではなく社会に存在するものと考える社会モデルといった2面での分け方や精神障害と発達障害の違い、代表的な精神障害の例ををお教えいただきました。


ゲイ4人による「職場でのカミングアウト」~心理的安全性について考える~
職場でカミングアウトをしてこなかったゲイの男性4名に集まっていただき、職場でのカミングアウトについてそれぞれの経験談をお話しいただきました。

◎頂いた感想を紹介します
・第三者から見ると、人それぞれなのだからそこまで悩まなくても、と思ってしまいますが、当事者の苦しみや生きづらさは想像を超えるものなのだと痛感しました。
・当事者にしてみると、(ゲイだと)気づかれないようにすることに必死で大変な思いをしていることがよくわかった。
・職場でバレるのではないかということがストレスになり、心身のバランスを崩して退職を決断された話や、みんなが自分のことを話しているのではと疑心暗鬼になってしまった話など、聞いているだけでその辛さが伝わってきました。カミングアウトしてもしなくても、LGBTの方はそうでない人が抱えなくてもいい不安やストレスを常にお持ちであることを忘れず、いい距離間で寄り添っていければと考えます。
・職場で「性的指向は仕事に関係ないのでは」という意見が出たところだったので、聞かせたいなと思いました…。やはり当事者の声を聞いてもらう方が納得してもらいやすいと思います。
・20年前から令和2年に至るまで、カミングアウトへの恐怖が変わらずに存在してしまっているのだなという事実。なんとかしてこの意識変えていけたらいいなと思いました。
・4名の方のお話しを一度に聞ける機会なんてないので、有難うございました。小泉さん、田中さんの事も聞けて 勝手ながら、更に親近感が湧きました。抱きました
・ゲイの方にもそれぞれ違う思いや考え方があるという事を知ることができました。当事者のお話を聞ける貴重な時間になりました。
・当事者にとって、バレることがこんなにも怖いことなのだと実感できました。これから社内の90%に対しての啓もう活動にあたり、新しい気づきもありました。まずはアンコンシャスバイアスが少しでも減らせる風土を目指します。
・触れてほしくない、バレたくない思いから、不安や体調にまで影響されていること、仕事をあきらめざるをえないこと放置しちゃいけず、会社側の問題と感じた。


PRIDE指標でレインボー認定を受けた野村ホールディングス株式会社の取組みについて
今年度のPRIDE指標でレインボー認定を受けた野村ホールディングス株式会社の北村様に具体的な取り組みをお話しいただきました。
野村ホールディングス様は企業理念の価値観の中で、「最大の財産は人材」
また経営ビジョンの中でDrive Sustainability 「社会課題の解決を通じた持続的な成長を実現すること」という考えのもと全社でダイバーシティを推進されているそうです。

PRIDE指標の中のレインボー認定の取得要件は下記の3点です。
①ゴールド認定されていること
②LGBTQ関連の法整備の実現へ向けた活動への賛同
③LGBTQに関するコレクティブ・インパクト型の取り組み

野村ホールディングス様は上記取得要件を元に
・本業を連携した、スポーツ業界へのアプローチ
・社内リソースを活用したアプローチ
上記2点と継続性を意識しながら、ダイバーシティ推進を取り組まれてきたそうです。


グループごとの情報交換会、シェアタイム
今回は1チームあたり4.5社、合計9つのチームに組み分けて40分間で各グループごとに情報交換会を行っていただきました。
シェアタイムでは、各グループ内でどんな話しをしたのかをそれぞれ発表していただきました。


各社に伺いたいこと
Allyサミットに参加されている各社様に伺いたいことを事前に募集しており、更なる理解促進と情報共有のために質疑応答を行いました。
具体的に上がった質問は下記の通りです。


PRIDE指標のポリシーの☑︎項目に以下2つの項目があります。
(7)経営トップが社内外に対し方針に言及している
(8)お客様・取引先に対する方針を明文化し公開している。
各社、上記に対して具体的にどのように対応しているのか聞かせていただきたいです。


PRIDE指標の5.社会貢献・渉外活動、特に以下についてお聞きしてみたいです。
(2) LGBTQ学生向けの就職説明会、セミナー、イベント等の主催、協賛、寄付等
(4) LGBTQのインクルージョンに関する自社所属の業界への働きかけ、業界団体での活動
(5) LGBTQへの理解促進のための次世代教育支援(出前授業、教材提供等)


性別および氏名の会社登録について
・トランスジェンダーの従業員から「会社登録の性別を変更してほしい」という申請があった場合、どのように対応していますか。
・会社登録の性別として、男・女以外に「その他」区分を設けていますか?

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