活動実績
LGBT-Allyサミット大阪#1
記事日付:2018/10/05
LGBT-Allyサミットとは
LGBTダイバーシティに取り組んでいる、これから取り組もうとしている企業・団体が集まり情報交換を行うLGBT-Allyサミットを開催しました。
LGBT-Allyサミットでは参加企業・団体の取り組み状況の共有、グループディスカッション、LGBT当事者とのトークセッションなどを通じて、LGBTアライを増やしていく活動を行っています。
大阪で初開催となった今回のサミットでは、映画『カランコエの花』の上映、LGBT当事者トークセッション、参加企業同士の情報交換などを行いました。
どのSTAGE?
当サミットは、弊社が考えるLGBTマーケティングのイメージSTGAE1~6(詳しくはこちら/service/)のSTAGE1~3です。これからLGBTの取り組みを始めようとしている企業にとっては「はじめの一歩」、社内施策や既存商品・サービスの見直しを行っている、行う予定の企業にとっては新たな気づきや知識を得る機会となります。
開催概要
●日時
2018年10月5日(金)
第1部 13:00~17:00
第2部 17:30~19:30
●場所
第1部 堂島リバーフォーラム2F会議室
大阪市福島区福島1-1-17
第2部 会場付近の飲食店
●参加費
第1部 1000円
第2部 5000円
●対象
LGBTに関する社内施策・マーケティング等にご興味のある企業の経営トップの方、ご担当者※1社2名様までご参加頂けます。
●会場協力
関西電力株式会社
主催 株式会社アウト・ジャパン
参加企業・団体 約20社/約30名 ※敬称略・順不同
TOTO株式会社/積水ハウス株式会社/川崎重工業株式会社/味の素株式会社/株式会社ライフコーポレーション/資生堂ジャパン株式会社/株式会社ダイエー/株式会社ロジケア/関西電力株式会社/大阪ガス株式会社/株式会社新通/京阪ホールディングス株式会社/トラベル京都/株式会社関電アメニックス/一般社団法人公正採用人権啓発推進センター
大津市役所
レインボーフェスタ!実行委員会
プログラム
13:00
開会のあいさつ
13:10
参加企業の自社紹介
13:25
「性の多様性とトイレ」(TOTOさんより)
13:40
映画「カランコエの花」上映
14:30
LGBT当事者トークセッション
14:50
講演「企業がLGBT施策に取り組む本質的な理由」
15:30
情報交換会
16:15
LGBTツーリズム
16:30
レインボーフェスタ!実行委員会より挨拶
閉会の挨拶
16:50
終了
「性の多様性とトイレ」(TOTOさんより)
TOTOさんより、性の多様性とトイレに関して、LGBT当事者の声を聞きまとめた内容をプレゼンテーションして頂きました。
LGBT当事者の中でも、トイレに困っていることが多いトランスジェンダーについて、どのようなことに困っているのか、どのようなトイレが求められているかなど、職場でトイレを整備する際に役立つ内容をお話頂きました。
参加者からのコメント
・なかなか聞けない当事者の声(動画)の視聴から、大変参考になるパンフレットまで頂戴し、役に立ちました。
・日常的な生理現象から、深刻なストレスを感じている事に、初めて気づきました
・何がよいか正解のない中でベストを選んでいくことの大切さを感じました。
映画「カランコエの花」上映(上映時間40分)
LGBTをテーマに国内の映画祭でグランプリ6冠を含む計13冠を受賞した話題作「カランコエの花(https://kalanchoe-no-hana.com/)」を上映しました。
– あらすじ –
「うちのクラスにもいるんじゃないか?」
とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた 。しかし他のクラスではその授業は行われておらず、 生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき…思春期ならではの心の葛藤が 起こした行動とは…?
参加者からのコメント
・当事者目線だけでなく、周囲の目線が描かれていたことは、また気付きがあった
・ショートムービーで色々と考えさせられるテーマ(シーン)が随所に盛り込まれており、今回のサミットには良い内容だった。
・多面的な視点がリアル描かれており、考えさせられる事がいろんな視点から、感じられた
・誰も悪気はないのに複雑になっていく。見えない存在への、心無い言葉や排除が繊細に描かれていて、何とも言えないラストに切なくなりましたが、問題提起という意味で非常に素晴らしい映画だったと思います。
LGBT当事者トークセッション
様々なセクシュアリティの当事者3名の方に登壇頂きました。「カランコエの花」でのシーンを取り上げながらの感想や自分自身の体験、学校生活・就職活動・職場で困ったことや嬉しかった配慮などについてお話いただきました。
参加者からのコメント
・映画の感想など、当事者目線の感想を聞けたのが貴重だった(どのシーンがぐっときたなど)
・本人たちの苦痛が伝わってきた
・想像していた感情などを、リアルに体感されている事を、体感知として知れました
講演「企業がLGBT施策に取り組む本質的な理由」
アウト・ジャパンの後藤純一より、講義形式で歴史・哲学・社会学・生物学など様々な観点から考察した「企業がLGBTについて取り組む本質的な理由」についてお話しました。
参加者からのコメント
・「生物として、また歴史的にみても、なんらおかしいことではない」ということがわかった。
・LGBTを嫌悪する社会が異常という考え、我々としてはまず会社内で当たり前になるよう取り組んでいけたらと思います。
情報交換タイム
参加企業同士で自社の取り組み状況の共有などを行いました。
参加者からのコメント
・普段聞く機会がない各企業の状況などが知れてよかった。
・自社の取り組みの参考になる情報を得られた。
・他社の方とお名刺交換できたので、今後も情報交換していこうと思う。
東北でのLGBTツーリズムについて
復興庁選定事業「目指せ!ダイバーシティ東北」で行った、海外からのLGBT旅行客誘致のためのプロモーション事例についてご紹介しました。
この事業は、株式会社新通と株式会社アウト・ジャパンが共同で提案し実施しています。具体的には、LGBT旅行客を迎え入れるための基礎知識や配慮を学ぶ観光やホテル・旅館関連の企業や団体を対象としたLGBTセミナー、海外のLGBTインフルエンサーを招待した視察旅行、国内外のLGBTイベントでのプロモーションなどを実施しています。
▼東北で実施したLGBTセミナーや、海外のLGBTインフルエンサーを招待した施策旅行について、アウト・ジャパン代表取締役の小泉よりご紹介させて頂きました。
最後に施策旅行に参加したインフルエンサーがyoutubeで公開している動画も紹介しました。
参加者からのコメント
・ホテル・観光業を営む弊社にとっては、直接関係があり、特に大阪へのFAMトリップのお話は、弊社としても今後どのようなことを考えていけばよいかの貴重な情報になりました。ありがとうございました。
・他の地域でも実施していくべきと感じた。
閉会の挨拶
関西レインボーフェスタ!実行委員のお2人、会場をご提供頂いた関西電力さんよりご挨拶をいただいた後、司会の屋成から閉会のご挨拶させて頂きました。
▼レインボーフェスタ!実行委員会のお2人よりレインボーフェスタ!についてお話いただきました。
▼関西電力さんよりご挨拶いただきました。
お問い合わせ
●次回の開催について
LGBT-Allyサミットは年に数回開催予定です。次回開催が決まり次第ご案内をお送りします。
ご参加を希望される企業様は【info@outjapan.co.jp】までお問い合わせお願いいたします。