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NPO法人エルポート代表で婚姻平等訴訟の当事者でもある中谷衣里さんが「女性リーダー支援基金」を受賞

 NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port(エルポート)の代表理事として若年層向けLINE相談「にじいろtalk-talk」や学校企業などへ性の多様性を伝える講師派遣事業、社会へ向けた啓発運動などを行ない、「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告として札幌地裁・札幌高裁での素晴らしい判決を勝ち取ってきた中谷衣里(なかやえり)さんが第4回「女性リーダー支援基金~一粒の麦~」を受賞しました(おめでとうございます)

 
 公益財団法人パブリックリソース財団が主催する「女性リーダー支援基金~一粒の麦~」は、社会の意思決定過程に多くの女性が参画することをめざして2021年に創設された賞で、受賞者に支援金100万円を授与するほか、応募者全員が参加できる勉強会などを通じて女性リーダー支援を行なうものです。
 その第4回授与式が2024年12月21日、東京都内で行なわれ、川崎莉音さん、坂本悠愛さん、佐藤真子さん、徳田玲亜さん、中谷衣里さん、森松明希子さんの6人が受賞しました。「女性リーダー支援基金~一粒の麦~」で性的マイノリティの課題に取り組む女性が受賞するのは初めてだそうです。『週刊金曜日』によると、14歳の時にレズビアンであることを自覚した中谷さんは「どんなセクシュアリティを生きる人でも、自分で自分の生き方を選択できる、そんな社会の実現に近づけていきたい」と語りました。

 今回の授賞式では、この賞の第1回受賞者の能條桃子さん(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN/FIFTYS PROJECT。2022年の「レインボーマリッジ・フィルムフェスティバル」で審査員も務めています)や、第2回の受賞者である井田奈穂さん(一般社団法人あすには。2022年の「#私のお賽銭のゆくえ プロジェクト」でLGBTQコミュニティと協働しています)、福田和子さん(#なんでないのプロジェクト。2023年の「LGBT差別増進法」に抗議する緊急大集会の第2夜に参加し、スピーチしてくださっています)などが直近の活動を報告する場面もありました。LGBTQコミュニティを支援してくださっているアライの方たちが多いことに希望が持てます。
 

 
 なお、中谷さんは2023年度、JCI JAPAN TOYP 2023会頭特別賞も受賞しています。
 
 

参考記事:
女性リーダー支援基金授与式 第4回の受賞者に共通の活動テーマは「地方女子」(週刊金曜日)
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2025/02/10/gender-176/

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