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　ゲイのYouTuber「かずえちゃん」こと藤原和士さんが来夏の参院選にチャレンジすることになりました。立憲民主党福井県連が全会一致で承認したそうです。藤原さんは「小さな声を届けたい」と意気込みを語りました。

　ゲイであることをカムアウトし、LGBTQ100人のカミングアウト、LGBTQ ALLY100人からのメッセージ【誰もが誰かのアライになれる】など、毎年カミングアウトデーに動画をアップしたり、LGBTQ関連の意義あるコンテンツをたくさん発表してきたYouTuberのかずえちゃん。YouTuberとしてだけでなく、講演を行なったり（弊社のセミナーにも出演してくださっています）、福井LGBTQ映画祭にも携わるなど、地元・福井でも活動してきました。
　そんなかずえちゃんこと藤原和士さんが、2025年夏に見込まれる参議院選挙に出馬することが発表されました。23日に開かれた立憲民主党の福井県連幹事会で、擁立が全会一致で承認され、近く党本部に上申されるそうです。
　藤原さんは会見で「小さな声を届けたい。小さな声を上げられない人もたくさんいると知ったので、それを届けたい」と抱負を語りました。「LGBTQ+とひとくくりに語られるが、僕はその中でゲイの当事者で、トランスジェンダーやプラスの人のことを知らなかった。いろいろな生きづらさを抱えている人が、知らないだけでたくさんいることに気付かされた。一緒に変えていきたいと思うし、暮らしやすい福井、日本であってほしい」
　　　
　多くの場合、政権を担うような大政党が国政選挙（選挙区）に擁立するのは、その政党に属して市議や県議を経てきた方か、全国的な知名度を誇る文化人や芸能人ですから、今まで議員を経験していない、（有名ではあるものの）TVタレントなどではない藤原さんを擁立するのは異例なことと言えるのではないでしょうか。それだけ地元では認知され、信頼も厚く、「彼ならきっと勝てる」と県連の方たちが全会一致で承認したわけですから、スゴいことです。
　藤原さんが尾辻かな子さん、石川大我さんに次ぐ、日本で3番目のオープンリーLGBTQの参議院議員になれるのかどうか、注目していきましょう。
　
　なお、公職選挙法の規定によって、通常国会が1月24日に召集された場合、会期が延長されなければ、参院選の投票日は7月20日となる見通しだそうです。
　

参考記事：
立憲民主党がユーチューバーの「かずえちゃん」こと藤原和士氏（42）を擁立　2025年夏の参議院選挙（福井テレビ）
https://www.fnn.jp/articles/-/806200

ユーチューバー「かずえちゃん」擁立　来夏の参院選、立憲民主党県連　LGBTQの理解促進活動続ける（福井放送）
https://news.ntv.co.jp/category/politics/fbd8df913d7d084c99ae3c005d95687122