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上越、福岡、山形でパレードが開催されました
11月2日(土)、新潟県上越市でじょうえつレインボープライドが初開催されました。新潟県ではこれまで、新潟市、長岡市、三条市でプライドパレードが開催されていて、上越市が4つめになります。開催地の多さでいえば全国最多です。
当日は、あいにくの雨にもかかわらず、県内外から当事者や支援者ら55人が集まり、集合地点の教育プラザを出発してレインボーフラッグを振りながら周辺約1.6キロを行進しました。
主催したのは「上越市にパートナーシップ制度を広める会」で、その活動のおかげで今年2月、上越市で「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」が導入されました。同会の阿部和子代表(85)は「現実は性的指向や性自認によって差別に苦しむ人がいる。パレードを契機に、全ての人が『自分らしくいられる未来を』目指したい」との思いで開催を決めました。
パレードには同じ新潟県の三条市で昨年パレードを開催した「PRIDE LINK(プライドリンク)」代表の羽賀風真さん(29)も参加し、「自分自身も周りの人も大事にし、違いを認め合う世の中にしていきたい。(パレードは)大きな一歩になる。一緒に楽しく歩きましょう」とあいさつしました。
先導車両からはマイクで「差別と偏見に苦しんでいる私たちのことを知ってください」「LGBTQ+は都会の話ではなく、上越にもどこにでも私たちはいます」とアナウンスし、市民のみなさんにLGBTQへの理解を呼びかけました。
パレードを終えた阿部代表は「雨の中のパレードとなったが、充実感を感じている。今後はもっと若者にも参加してもらい、続けていきたい」と語りました。
今年で10回目を迎える九州レインボープライドですが、警報級の大雨の影響で残念ながら1日目が中止となってしまいました。が、2日目の11月3日(日祝)は、晴天に恵まれて予定通り開催されました。
冷泉公園には子育てをしている当事者たちが作った団体のブースや、当事者の話を聞いて理解を深めるコーナーや、賛同する企業のブースなども多数、出展されました。ステージではライブパフォーマンスが繰り広げられ、午後からはパレードが行なわれ、約3キロのコースをカラフルに練り歩きました。
九州レインボープライド実行委員会の三浦暢久代表は、「LGBTQ当事者も、そのままの姿で生きていける環境が増えていけばいいなと思って、九州レインボープライドから伝わっていけばいいと思う」と話していました。
同じ3日(日祝)には山形市で第3回を数えるやまがたカラフルパレードが開催されました。
これ以上ないくらい晴れわたり、絶好のパレード日和となったこの日、東北など各地から参加者のみなさんが集まりました。オープニングイベントのあと、フロートからリナ・サワヤマの「This Hell」(TRPのテーマソングになった曲)が流れ、パレードが出発。第二公園から文翔館まで、国道112号線の大通りを、晴れやかに笑顔で手を振りながら行進しました。
人数は100人くらいでしたが、とても気持ちのいい、あったかい気持ちになれるプライドパレードでした。
PRIDE JAPANでは近く、やまがたカラフルパレードのレポートをお届けする予定です。
参考記事:
「自分らしく」訴え、虹色の旗振り上越市でパレード レインボープライド(上越タイムス)
https://j-times.jp/sokuho/79114
【動画】上越市初のレインボープライドパレード 雨の中55人が性的少数者への理解訴える(上越タウンジャーナル)
https://www.joetsutj.com/2024/11/03/101257
博多~天神でパレードも「九州レインボープライド」(九州朝日放送)
https://nordot.app/1225738262526476677
性的マイノリティーへの理解を深めるイベント「九州レインボープライド」開催(テレQ) https://www.tvq.co.jp/news/news.html?did=2024110300000001