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台北で第22回台湾同志遊行が開催され、18万人が参加しました

  10月26日(土)、台北市で22回目を数える台湾同志遊行(Taiwan LGBT+ Pride)が開催され、主催者発表で18万人が参加しました。また、今回も前夜の25日(金)にトランスマーチが開催されました。


 パレードに先立ち、蔡英文前総統はFacebookで「2019年に実現した同性婚の推進に当たっては、大きなプレッシャーを感じた」「多くの人々の勇気と自信に支えられ、政府は台湾のために正しく誇らしい一歩を踏み出すことができた」「今後いかなる困難や挑戦に直面しても、意思疎通を保ち、絶えず対話をすれば、台湾は融和と共存ができる」と投稿しました。
 パレードに鄭麗君行政院副院長(副首相)らと参加した蕭美琴副総統は、「約20年前に参加したジェンダー平等やLGBTなどのパレードには参加者が数百人しかいなかった」「台湾の進歩やジェンダー平等を支持する仲間たちと再び行進し、台湾の先進的な価値観に対する誇りを示せることをうれしく思う」「ジェンダー平等への道のりには挫折と進歩があったが、今では台湾の空に架かる虹は世界で最も輝いている」と語り、政府は引き続き努力して多様な価値観をさらに融和させ、台湾をより良くするとの意欲を示しました。 

 10月26日(土)正午から市政府前の広場でフェス的なイベントが始まり、協賛企業などのブースが広場に並び、ステージでイベントが行なわれました。今回も参加者があまりにも多いため、14時からのパレードは2つのルートに分かれて行進するかたちとなりました。パレードには与党・民進党のほか、野党の民衆党や時代力量などもグループを組んで参加したそうです。
 九州レインボープライドを主催する三浦暢久さんは「町中で普通に当事者の子たちが手をつないで歩いたりして、素敵だなあと思いながら見ていた。パレードが一般的になっているのが影響しているのかなと思いました」「早く台湾のように同性婚ができるようになるなど、国をあげて市をあげて、市民の皆様もLGBTを受け入れてくれる社会になってくれたら、みんなが生きやすくなるのになあと思っているので、日本も早くそうなってほしいと心から思います」とコメントしていました。

 パレードのフロートの中には日本のGOGO BOYsが乗って盛り上げるフロートもありましたし、この日の夜に開催されたクラブパーティでも多数、活躍していた模様です。
 SNSでは、日本からも大勢の方たちが台北入りし、アジア最大級のプライドイベントを満喫した様子がうかがえます。      

 なお、台湾の高雄市では11月23日に第15回高雄同志大遊行(KaoshunPRIDE)が開催されます。今回台北のパレードに参加できず、悔しい思いをしたみなさん、お出かけしてみてはいかがでしょうか。    
 

参考記事:
「性的少数者の権利向上を」台湾で18万人がパレード 同性婚法制化5年(西日本新聞) https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1274426/
台北のLGBT+パレードに18万人 蕭副総統、多様な価値観のさらなる融和に意欲(フォーカス台湾) https://japan.focustaiwan.tw/society/202410260005
台湾で18万人参加のプライドパレード「日本も早くそうなって」(Yahoo!)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a7682e7d30d19995d6594ca89e1bbcaaaac6858f

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