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酒田市と和歌山市でプライドパレードが開催されました

  9月28日(土)、初開催となった昨年に続き、山形県酒田市で庄内レインボーマーチが開催されました。
 庄内レインボーマーチは、庄内地域を拠点に啓発活動に取り組む「虹をかける会」と、県立酒田光陵高校の生徒有志のみなさんが共同で開催しています。酒田光陵高校のみなさんは2022年、自らテーマを決め調査研究を行なう「課題研究」を活用し、当時の3年生4人が市内の企業と協力してLGBTQのカップルのための婚礼プランを考案し、模擬結婚式・披露宴「レインボーウエディング」を開催しました。これが広く反響を呼び、市の「パートナーシップ宣誓制度」導入のきっかけとなりました。昨年はパレードの開催を決め、開催の1ヵ月前にはパレードへの機運醸成を目的にした映画鑑賞会「さかたレインボー映画祭」を開催し、名作『パレードへようこそ』を上映しました(本当に素晴らしいです)
 今年は、先日の大雨の影響で新潟方面からの羽越本線の列車が運休となったり、交通の面で大変なところもありましたが、青森レインボーパレードやいわてレインボーマーチ、Akita Pride March、みやぎにじいろパレード、やまがたカラフルパレード、ふくしまレインボーマーチと東北全県のプライドの方たちが応援に駆けつけ、青森と同様、ラジオ体操(山形の内陸弁バージョン)から始まり、高校生たちを先頭に、市内中心部を行進したそうです。
 ジャーナリストの秋山理央さんがXでレポートしてくださっていますが、昨年に比べ、旗や手を振ってくれる街の人々の姿が非常に増えていたそうです。
 東北ではこの後、10月5日(土)に福島市で、11月3日(日)に山形市で、11月16日(土)に仙台市でパレードが開催されます。詳しくは特集:レインボーイベント2024(下半期)をご覧ください。


 29日(日)には和歌山市でレインボーフェスタ和歌山のパレードが開催されました。
 レインボーフェスタ和歌山は2017年から始まり、コロナ禍の間も休まずに開催されてきたイベントで、2022年に初めてのパレードが開催されました。
 今年はDAY1を和歌浦芸術区(屋内)で開催し、映画上映やライブ、トークなどを行ない、DAY2を和歌山城 砂の丸広場(屋外)で開催し、様々なステージパフォーマンスやブース出展とともに、パレードも行ないました。
 昨年に続き、会場には和歌山県の岸本周平知事も来られ、パレードでは知事らを先頭におよそ150人が、和歌山城の周囲およそ2.5kmを1時間かけてゆっくりと行進しました。チェリオや株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)も協賛し、ブースを出展したりパレードにも参加していました。また、先頭には東郷潤さん&結香さんのカップルの姿もありました。
 実行委員長の安西美樹さんはテレビ和歌山の取材に「性的少数者と言われる人への理解は年々広がっていますが、このイベントを通してさらに理解を深めてもらえれば」と話していました。


 PRIDE JAPANでは近日中にレインボーフェスタ和歌山DAY2のレポートをお届けする予定です。
 
 
参考記事:
レインボーフェスタ和歌山2024 LGBTQ・性的少数の人たちが差別や偏見にさらされず前向きに生活できる社会の実現を目指す 和歌山市(テレビ和歌山)
https://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=81178

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