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　来月20日に金沢市内で開かれる金沢プライドパレード2024について11日、主催する一般社団法人金沢レインボープライドのみなさんが会見を開き、タレントのSHELLYさんが初めてゲスト参加することや、能登に暮らす性的マイノリティの方たちのことについて語りました。


　
　金沢プライドウィーク2024は10月18日（金）～20日（日）に開催予定で、今年で4回目を数えます。小島慶子さん、ブルボンヌさん、ロバート キャンベルさんのほか、金沢市出身の俳優・篠井英介さんの初参加が決まっていましたが、今回SHELLYさんの初参加がアナウンスされました。SHELLYさんは2021年にTRP「#おうちでプライド」に出演し、自身の性教育YouTubeチャンネルにTRP共同代表の杉山文野さんとYOUTH PRIDE JAPANのメンバーを登場させてくれたり、今年4月のTRPのステージでもお話してくれたりなど、有名タレントであるにもかかわらず密にLGBTQコミュニティと関わりを持ち、熱心に応援してくださっているアライです。きっと金沢でも、素敵なお話をしてくださることでしょう。
　
　それから、今年の金沢プライドウィークは「You Are Not Alone/あなたは、ひとりじゃない」をテーマに据え、性的マイノリティを含む能登半島地震の被災者の支援にも取り組みます。共同代表の松中権さんは会見で「金沢にじのまに、実は能登に住んでいる方で被災をした方も数人お越しになっています。なかには当事者の方も含まれていて、その時にご自身が経験されたことなども話されています」と語っています。被災地ではトランスジェンダーの方が自衛隊のお風呂に入ることをあきらめたケースもあり、LGBTQ+への理解と支援がまだ行き届いていない現状があったというお話もありました。「もちろん能登エリアにも性的マイノリティの方々がいらっしゃいます。そういう方々にもぜひパレードに参加頂きたいと思っていますし、参加ができなかったとしても（あなたは独りじゃないという）メッセージを届けていきたいと思っています」
　復興応援の思いを込め、支援企画として伝統工芸ワークショップも予定しているそうです。
　こちらやこちらのニュースでお伝えしたように、松中さんをはじめ金沢レインボープライドのメンバーの方たちは、能登地震の直後から支援に動いてきました（頭が下がります）

　今年は石川のみなさんにとって本当に大変な年になりましたが、金沢のコミュニティへの応援は能登の被災者の支援にもつながるということもありますし、10月はぜひ金沢でプライドウィークに参加したり応援したりしましょう。

【追記】2024.9.18
　石川テレビが「入浴支援利用できなかった人も…災害時LGBTQ+の人たちに必要な配慮とは 避難所にあった“性別の壁”」という動画ニュースを配信しました。そのなかで、米国から能登に来て英語教師として働いていたトランス女性の方が出演していて、能登でようやく自分らしく生きられるようになったのに、震災に遭い、避難所生活が始まって、周りに知ってる人もいなくて、自衛隊の入浴支援のお風呂にも入ることができなかったと語っていました。また、ジェンダーと災害に詳しい研究者の方が、避難所生活を強いられているトランスジェンダーの方について自治体ができる配慮（だれでもトイレの設置や、入浴は時間帯を分けること、プライバシーの確保など）を紹介したり、非常に有意義で素晴らしい内容でした。ぜひご覧ください。




金沢プライドウィーク
日程：10月18日（金）〜20日（日）
プライドパレードは20日（日）13時半スタート
場所：金沢市内



参考記事：
性教育テーマにしたYouTubeチャンネルで人気のSHELLYさんが金沢プライドパレード参加決定（石川テレビ）
https://www.fnn.jp/articles/-/757637
金沢プライドパレード参加受け付け開始　タレントSHELLYさんも（朝日新聞）
https://digital.asahi.com/articles/ASS9C3T3QS9CPJLB003M.html
多様性 パレードで祝おう 金沢で来月20日 参加者募集　ＳＨＥＬＬＹさんも来場（中日新聞）
https://www.chunichi.co.jp/article/956855?rct=k_ishikawa