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松山市のトランス女性市議のドキュメンタリーが今夜BSで放送
2022年に松山市議会議員に当選したトランス女性の渡邉啓之(わたなべひろゆき)さんの姿を追ったドキュメンタリー番組が今夜、BSフジで放送されます。
松山市議の渡邉啓之さんは、生まれたときに割り当てられた性別は男性で今は女性として生きるトランスジェンダー女性です。1972年京都市生まれで、京都や大阪のショーパブで働いたあと2008年に松山に移住し、ニューハーフバーに勤務する傍ら、あいテレビ「ぶっちゃけマラドーナ」にレギュラー出演するなど、タレントとしても活躍してきました(詳細はこちら)
そんな渡邉さんは2022年4月、松山市議会議員に当選し、四国で初めて性的マイノリティ(クィア)であることをオープンにして当選した議員となりました。
テレビ愛媛が製作したこのドキュメンタリー番組では、自身がマイノリティであることに気づいた中学生以来、向けられてきた差別や偏見のことが赤裸々に語られます。性的マイノリティが全否定される時代にあって、自分自身や社会への諦めのなかで生きてきたと話す渡邉さんですが、「自分らしく生きる」ことは決して諦めませんでした。夜の街から公の場に立って1年が過ぎ、2023年4月には、愛媛県でも大洲市と今治市でパートナーシップ宣誓制度が導入されました。多様性への議論が進む今、「理解しなくていい。わからなくてもいい。でも、一人の人として接してほしい」と訴える渡邉さんの姿から、マイノリティをめぐる「今」を見つめます。
第32回FNSドキュメンタリー大賞『普通、ただそれだけが』
BSフジ
2024年8月18日(日) 27:00~27:55
※FNSドキュメンタリー大賞は、FNN/FNS加盟28局が番組制作の質向上を目指すことを目的に1992年から毎年行なっているドキュメンタリー番組のコンテストで、今夜放送の『普通、ただそれだけが』はテレビ愛媛が2023年に製作し、FNSドキュメンタリー大賞にノミネートされたものです(大賞を受賞したわけではありません)