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【パリ五輪】台湾が「文化オリンピアード」で同性愛演劇を上演
パリ五輪に関連する「文化オリンピアード」に台湾文化部(文化省)が設置した「台湾パビリオン」で7月30日、そこで同性愛をテーマにした現代演劇が披露され、レインボーフラッグが広げられたそうです。
文化オリンピアードは、前回のオリンピック・パラリンピックの終了時から次回の終了時まで展開される、多分野にわたる芸術的かつ文化的なプログラムで、芸術と競技の関係、そしてそれらが共有する美徳、インクルージョン(包括性)、文化的多様性、普遍性などの価値を探求する独自のプログラムです。このプロジェクトによって、スポーツ会場や思いがけない場所にも芸術とスポーツが作り出す文化がもたらされます。パリ2024は文化オリンピアードに3年を費やし、2022年夏から2024年9月にかけて、町や都市のさまざまなイベントでスポーツと文化の融合を示した芸術的創造の成果を展開しています(詳しくはこちらをご覧ください)
台湾文化部(文化省)もこの文化オリンピアードに参加し、台湾の芸術や文化を紹介する台湾パビリオンを設置しています。27日のオープン以来、台湾のビールやアイスクリームなどが提供され、近隣のパビリオン関係者や警察官など多くの人が舌鼓を打ったといいます。また、パリで営業する台湾系ドリンクスタンドが提供した200杯分のドリンクも振る舞われたそうです。
そして30日には現代風にアレンジした演劇が披露されました。その中には同性愛をテーマにした作品も含まれ、アジアで初めて同性婚が合法化された台湾をアピールしました。演劇のなかでレインボーフラッグが観客席に広げられるシーンもあり、観客から喝采を浴びたそうです。
台湾パビリオンでは8月10日まで毎日パフォーマンスが行なわれるほか、記念品も配られるそうです。
さすがは台湾!ですね。
もしパリに滞在している方がいらっしゃいましたら、台湾パビリオンに足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考記事:
パリ五輪の文化プログラム 台湾パビリオン、ジェンダー平等アピール(中央社フォーカス台湾)
https://japan.focustaiwan.tw/culture/202407310007