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『ル・ポールのドラァグ・レース』で台湾人のニンフィアが優勝、蔡英文総統も祝福

『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン16で、台湾のクイーン、ニンフィア・ウインドが優勝しました。台湾人が頂点に立つのは初めてで、蔡英文総統も祝辞を寄せました。
 

 4月19日(現地時間)に放送された『ル・ポールのドラァグ・レース』(以下RPDR)シーズン16のファイナルで、台湾のニンフィア・ウインドが栄えある優勝に輝きました。蔡英文総統は台湾時間20日、同番組のインスタグラムを通じてニンフィアが「台湾、これはあなたへのプレゼントよ」と発言したことに触れ、「台湾はあなたが勇敢に生きることに感謝する」と祝福のコメントを寄せました。
 2009年のRPDR放送開始以来、数々のドラァグクイーンがこの番組から巣立ち、活躍するようになりました(『WE'RE HERE~クイーンが街にやって来る!~』のような番組も製作されました。Bob the Drag Queenはマドンナのワールドツアーの前座をつとめています)。RPDRの番組自体も5度のエミー賞に輝き、エミー賞「リアリティ/コンペティション部門」最多受賞によりギネス世界記録にも認定されています。
 過去にはオンジャイナ、マニラ・ルゾン、キム・チー、ジア・ガン、ユファ・ハマサキ、ロック・エム・サクラなどアジア系のクイーンもたくさん出場し、活躍してきたのですが、優勝したのはニンフィア・ウインドが初めてです。 
 ニンフィア・ウインドはロサンゼルスで生まれ、主に台北と香港を行き来しながら育ったそうです。高校生の時にK-POPに触れてパフォーマンスに興味を持ち、大学時代には英国に留学しファッションデザインを学び、その後ドラァグクイーンとしての活動をスタートし、2022年にニューヨークに移住しました。
 あのシャーリーズ・セロンが第1話のパネルに加わったことでも話題を呼んだシーズン16。“驚き”、“フィーリング”、“ルックス”、“スター”などで視聴者を魅了してきた14名のクイーンたちの中で決勝戦に勝ち進んだのはニンフィアとサフィラ・クリスタル。カイリー・ミノーグ「Padam Padam」のショーでニンフィアは、広げたガウンの中から風船が飛ぶなどドラァグらしい演出で喝采を浴び、ダンスパフォーマンスも見事で、めでたく優勝を飾りました。



 
 
参考記事:
ドラァグクイーンの米コンテスト番組 台湾人参加者が優勝 蔡総統が祝福(フォーカス台湾)
https://japan.focustaiwan.tw/society/202404200006

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