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【婚姻平等訴訟】いよいよ明日、札幌と東京でW判決
3月14日(木)、「結婚の自由をすべての人に」訴訟の初の高裁判決が札幌高裁で言い渡されるとともに、最後の地裁判決となる東京二次訴訟の判決が言い渡されます。
「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟では3年前の3月17日、札幌地裁が「法的に同性カップルが結婚できないのは差別的取扱いであり、法の下の平等を定めた憲法14条に違反する」との画期的な判決を下し、歴史的な出来事となりました。北海道はたまたまコロナ禍の影響が少なく、訴訟がスムーズに進み、二審(控訴審)も全国で最も早く判決が出ることとなりました。
一方、東京二次訴訟は、すでに結果が出ている全国5ヵ所に続く、一審(地裁)最後の判決となります。「これまで出された5つの地裁判決の到達点を踏まえるとともに、そこで示された課題を克服するため丁寧な主張立証活動を行なっており、判決中で裁判所がより踏み込んだ内容の判断を示すことが期待されます」とのことです。
いずれも今後の高裁判断や国会の動きにも影響を及ぼすことから大きく注目される判決です。
先行する全国5ヵ所での相次ぐ違憲判決や、世論調査での支持率の高さ、同性パートナーシップ証明制度導入自治体が人口カバー率で8割を超えたことなど、この間の社会情勢の動きも踏まえた判断になるため、婚姻平等(結婚の自由)の実現は待ったなしであり、国は一刻も早く同性婚の法制化に取り組みなさいというような判決が出る…かどうかはまだわかりませんが、そうなることを多くの方々が願っていることでしょう。
平日の昼間ではありますが、もし可能であれば、傍聴して判決の行方を見守ったり、報告会(オンラインもあるので、あとでご覧いただくこともできそうです)に参加したり、SNSに投稿するなどして、応援しましょう。傍聴に際しては、身分証等は不要で、名前を聞かれたりもしません。予約も不要です(ただし、傍聴席には限りがあるため、抽選になる可能性があります。整理券配布時間までに行かないと入れません)
以下に札幌高裁と東京地裁の判決の詳細と、報告会の情報をお伝えします。
◎札幌高裁
<判決と傍聴のご案内>
日時:2024年3月14日(木)15:00〜
場所:札幌高等裁判所8階 (中央区大通西11丁目) 802号法廷
事件番号:令和3年(ネ)第194号 損害賠償請求控訴事件
※当日、14:30までに札幌高地裁合同庁舎本館1階 一般待合室に来られた方へ傍聴整理券が交付されます。予定枚数(65枚程度)を超えた場合は抽選となります。詳細は裁判所公式サイトからご確認いただけます
※判決結果をお知らせする「旗だし」は15:30頃を目処に裁判所前(大通公園側)にて行なう予定です。見守りたい方合、通行の妨げにならないようご配慮をお願いいたします(旗だし生中継はこちら)
<記者会見・報告会>
会場:札幌ビューホテル大通公園 4階「桜の間」(北海道札幌市中央区大通西8丁目)
16:30〜17:30 控訴人・弁護団による記者会見(一般の方もご覧いただけます)
19:30〜 オンライン期日報告会:マリフォー北海道チャンネル
◎東京地裁
<判決と傍聴のご案内>
日時:2024年3月14日(木)10:30~
場所:東京地方裁判所 103号法廷
事件番号:東京地方裁判所令和3年(ワ)第7645号
※当日、午前10:10までに東京地方裁判所2番交付所に来られた方を対象に抽選予定。詳細は裁判所公式サイトをご参照ください
※判決結果をお知らせする「旗だし」は11:00ごろを目処に裁判所前にて行なう予定です。見守りたい方は、通行の妨げにならないようご配慮をお願いいたします(旗だし生中継はこちら)
<記者会見・報告会>
会場:霞が関プラザホール(東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング1階)
13:30〜15:00 報告集会第1部
16:00〜16:30 報告集会第2部
※東京の期日報告会は、東京第二次訴訟の地裁判決結果を分析・ご報告する第1部と、札幌高裁判決の行方を見守り、結果を踏まえてさらに踏み込んだ分析を行う第2部という二部構成を予定しています。長丁場となりますが、奮ってご参加ください
オンラインによるライブ配信:YouTubeマリフォーチャンネル(アーカイブ視聴が可能になる予定です)