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　昨年12月、性同一性障害特例法要件裁判の先人である岡山県の臼井さんが再び法的性別変更を認めるよう家裁にについて申立 てを行なうとのニュースをお伝えしていましたが、7日、岡山家裁津山支部が性別変更を認めたことを臼井さんが会見で明らかにしました。

　岡山県新庄村の臼井崇来人（たかきーと）さんは2016年、性同一性障害特例法の4号要件（不妊化要件）は違憲だとして手術を受けなくても性別変更を認めてほしいと申し立てを行ないましたが、2019年、最高裁判所で退けられました。しかしその後、最高裁が昨年10月に同要件を違憲だと判断したことを受け、再び申立てを行なうことを公表していました。岡山家裁津山支部はこのたび、臼井さんの申立てを認め、戸籍性を女性から男性へと変更することを認めました。
　今後、（鈴木げんさんと同様）手続きを経て、正式に戸籍性が変更されることになります。

　決定を受けて臼井さんは「訴え続けてきたことが正しいステップによって判断されて、こういう結果になったんだなと、とても嬉しく思います」「今まで一般の方がやってきたことをやっと自分もできるようになります。スタート地点、次の人生が始まる。自分も怖くて不安な部分もありますが、今はこうして最高裁や家裁が受け止めてくれている、社会は変わったというのを当事者も、関係ないと思っていた人も受け止めて、お互い話し合えるよう歩み寄りたいです」と語りました。
　
　
参考記事：
手術なしの性別変更、トランスジェンダー当事者の申し立て認める　岡山家裁津山支部（山陽放送）
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/986765
【速報】「手術なしでも性別変更を」トランスジェンダー当事者の申し立てを認める　岡山家裁津山支部（瀬戸内海放送）
https://news.ksb.co.jp/article/15153008
【速報】手術なしの性別変更を認める　家裁津山支部　最高裁の違憲判断受け当事者が申し立て（岡山放送）
https://www.ohk.co.jp/data/31410/pages/
手術なしの性別変更、岡山家裁津山支部が認める…手術要件「違憲」の最高裁判断後で初めて（読売新聞）
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240207-OYT1T50091/
手術なしで性別変更、2度目の申し立てで認める　岡山家裁津山支部（朝日新聞）
https://digital.asahi.com/articles/ASS274WKCS26PPZB00D.html
手術なしの性別変更認める　岡山家裁津山支部、最高裁の違憲決定受け（毎日新聞）
https://mainichi.jp/articles/20240207/k00/00m/040/183000c
臼井さん 性別変更認められる　適合手術なし、家裁津山支部決定（山陽新聞）
https://www.sanyonews.jp/article/1512760