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ドリアン・ロロブリジーダさんとパートナーのKILAさんが婚姻届を提出しました

 ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダ(マサキ)さんが28日、自身のX(Twitter)で、パートナーでネイリストのKILAさんとの婚姻届を提出したことを報告しました(ご結婚、おめでとうございます!)


「本日、キラと入籍をしました」と笑顔の2ショットとともに、婚姻届を提出したことを報告したドリアンさん。「これからも一緒に人生を歩みたいという2人の想いのもと、キラの生まれ持った性と戸籍についても何度も話し合い、交際して丸3年が経ったこのタイミングで、籍を入れることにしました」「ゲイとして20年以上生きてきた中で、『結婚』という選択肢は自分には無いと思っていました。そんな時に彼と出会い、関係を紡いでいく中で、『結婚』という制度を改めて考える機会が増えました」「我々はとても特殊なケースなのでこの選択を取ることできましたが、“結婚の自由はすべての人が持つべき”という想いは変わりません」とコメントしました。

 パートナーのKILAさんは、「~結婚と自分の性・戸籍の表記について~」と題して、以下のようなコメント文を投稿しました。
「現在は卵巣の摘出手術をしなくても、戸籍の性別変更をすることが可能になる方向に進んでいると思います。
 しかしたとえ戸籍を“男”に変更したとしても定期的な健康診断や検査を行う上で、自身がトランスジェンダーでありホルモン治療を長年受けていることを説明する場面が必ず出てきます。自分も生まれ持った性と向き合う事で心から悩み、辛く感じる時期がありました。そんな時期を経て現在では、18歳からホルモン治療をはじめて丸8年が経とうとしている自分を受け入れ共存しながら人生を一歩ずつ歩んでおります。
 自分の生まれ持った身体やコンプレックスを受け入れ共存する事で、僕は自分を愛する事ができました。そして、人生をとにかく楽しく過ごしております!!これはあくまでも僕の生き方です。人はそれぞれ違うので、様々な自分との向き合い方や共存の仕方があると思います。
 正輝と知り合って、人生がより豊かなものになりました。同性婚ができない今の日本。これからの2人の人生を考え、自分の在り方と戸籍の表記を受け入れた上で、僕たちは入籍という選択をしました。もし将来同性婚が法制化され、一般的な婚姻と同じ効力を持つなら性別を“男”に変えた上で改めて結婚をするという選択肢もあるかもしれません
 皆様いつもありがとうございます!これからも僕たちのことをそっと見守っていただけると幸いです。今後ともよろしくお願いします」

 
 ドリアン・ロロブリジーダさんはドラァグクイーンとして多方面で活躍し、2019年のJALのLGBTチャーター便の機内ではMCを務めるなど、各地のプライドイベントにも出演、また、八方不美人のメンバーとして音楽活動も展開し、『エゴイスト』や『ストレンジ』などの映画にも出演しています。今回、KILAさんと一緒にいろいろ考えたり、悩んだりもしたのではないかと思いますが、Xの投稿に1.5万もの「いいね」がつき、500近いおめでとうコメントが届いているように、お二人の結婚をたくさんの方たちが祝福していて、それもまた素敵なことです。これからもますますのご活躍を。そして末永くお幸せに!
 
 

参考記事:
“ドラァグクイーン”ドリアン・ロロブリジーダ、パートナーとの入籍を報告「結婚の自由はすべての人が持つべき」<コメント全文>(モデルプレス)
https://mdpr.jp/news/4213873
同性婚認められない日本…ドリアン・ロロブリジーダ結婚「僕たちは入籍という選択をしました」パートナーが経緯説明【全文】(ORICON)
https://www.oricon.co.jp/news/2316305/

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