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OpenAIのサム・アルトマンCEOが同性婚
ChatGPTを開発したOpenAIのサム・アルトマンCEOがパートナーのオリバー・マルヘリンと結婚式を挙げました。
11日、サム・アルトマンはヤシの木が立ち並ぶ美しいビーチでオリバー・マルヘリンと結婚式を挙げた写真をインスタグラムでシェアしました。二人は白いシャツ、明るいアイボリーのズボン、白いスニーカーというお揃いのスタイルで式に臨み、Latticeの創設者で元CEOであるサムの弟ジャック・アルトマンが式を執り行いました。二人が結婚指輪を交換し、10人ほどのゲストに祝福され、ユダヤ教の結婚式の伝統に則ってグラスを割る様子の写真もありました。
しかし、アルトマンは特に正式な結婚のアナウンスメントをしていなかったため、SNS上では「これはAIで生成したウエディングフォトなのでは?」との憶測が飛び交いました。
アルトマンは12日、NBCに対して写真は100%真実だと述べました。
サムがオリバーと連れ立って初めて公に登場したのは、昨年6月にホワイトハウスで開催されたディナーの時でした。
9月には、『NYマガジン』誌で、ムレリンとすぐに子どもを持ちたい、大家族にしたいとも語っていました。
サム・アルトマンは1985年生まれで米中西部ミズーリ州セントルイスで育ちました。『エスクワイア』誌の2014年のインタビューで彼は「(保守的な)中西部で育ち、ゲイであることに悩んでいたが、誰も話せる人がいなかった。だからこそ、インターネットはすばらしいものだった」と語っています。彼は高校時代にカムアウトし、周囲の教師らを説得しながら同性愛者への理解を広げる運動を主導したそうです。当時の教師は『ニューヨーク・タイムズ』紙に「想像力とビジョンがあり、自分のアイデアを実現するために人を説得する力もある」と話しています。
スタンフォード大に進んだアルトマンはコンピューターサイエンスを専攻し、在学中の2005年、当時のパートナーだったニック・シヴォーとともに、位置情報を友人と共有するSNSサービス「Loopt(ループト)」を共同設立しました。大学を中退したアルトマンはその後、事業を売却し、ニック・シヴォーとも別れ(9年間の交際だったそうです)、シリコンバレーのスタートアップ支援組織「Yコンビネーター」に加わり、28歳の若さでYコンビネーターの社長に上り詰め、シリコンバレーで頭角を現すようになりました。2015年、アルトマンは起業家イーロン・マスクらと共同で、非営利団体としてOpenAIを設立、マスクは2018年に取締役を退任し、その後アルトマンがCEOとなりました。
夫のオリバー・ムルヘリンは、オーストラリアのソフトウェア・エンジニアで、メルボルン大学でコンピューター・サイエンスを学び、Metaで10年間働いていました。AIにもつながりがあり、メルボルン大学在学中にはAIのプロジェクトに携わっていました。
二人はサンフランシスコで一緒に暮らしているそうです。結婚式の写真も(ハワイっぽいですが)サンフランシスコの近くのビーチなのではないかと言われています。
参考記事:
OpenAI CEO Sam Altman marries boyfriend Oliver Mulherin(Advocate)
https://www.advocate.com/people/sam-altman-marries-oliver-mulherin#rebelltitem1
OpenAI CEO Sam Altman marries boyfriend Oliver Mulherin(PinkNews)
https://www.thepinknews.com/2024/01/12/sam-altman-openai-chatgpt-ceo-married/
アルトマン氏がChatGPTを作るまで 「終末論者」指摘に反論も(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASR6971V8R69UHBI018.html