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　5月28日（日）、大阪で今年もプライドクルーズが開催されました。認定NPO法人虹色ダイバーシティが主催したもので、昨年4月に大阪市の天満橋にオープンした「プライドセンター大阪」を多くの人に知ってもらいたいとの趣旨で開催されました。

　イベントでは、啓発動画の紹介やパネル展示なども行なわれ、LGBTQやアライの方たちが川の駅はちけんやから遊覧船に乗り込み、レインボーフラッグや多種多様な性的マイノリティのフラッグを掲げ、堂島川や土佐堀川を進み、中之島を一周しました。川沿いの遊歩道や橋を歩く人たちに手を振ったりしてアピールする水上パレードのような趣だったようです。

　大阪高裁で審理が進む「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告で虹色ダイバーシティの理事である坂田麻智さんは、「今月は名古屋、来月は福岡でも同性婚訴訟の地裁判決があります。裁判所の後押しを期待したい」とあいさつしました。
　船には坂田さんのパートナーで米国籍のテレサさんや、テレサさんが精子提供を受けて昨年出産した娘さんも乗船していました。

　昨年は「結婚の自由をすべての人に」訴訟大阪地裁判決の直前に開催されたプライドクルーズ。今年は30日の名古屋地裁判決の前の日曜日ということで、この日に開催されたのではないかと思われます。このプライドパレードのようなイベントが（すでに判決文が書かれていると思うので）裁判の判決に影響を与えることはないかもしれませんが、きっと世間の注目が集まるきっかけになったはずですし、同性婚実現へのみんなの思いを形にした水上パレードのような虹色のお祭りとしての高揚感や、プライド的な意義があったのではないでしょうか。
　来年こそは（スケジュールが合えば）参加したいです。
　
　
参考記事：
大阪でＬＧＢＴＱへの理解を深めるイベント　船で６色の旗を掲げて中之島一周　啓発動画やパネル展示も（読売テレビ）
https://www.ytv.co.jp/press/kansai/detail.html?id=df2a4be85e474567b386366c6c17061b
大阪でＬＧＢＴイベント開催　虹色の旗掲げ、理解広める（神戸新聞）
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202305/0016407550.shtml