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Akita Pride Marchが開催、約200名が秋田駅前を晴れやかに行進

 先週のいわてレインボーマーチに続いて5月20日、Akita Pride Marchが開催され、県内外から集った約200名のLGBTQ+Allyの方たちが秋田駅前を晴れやかに行進しました。
(AAB秋田朝日放送のニュース映像と、全国のパレードを取材している秋山理央さんが撮った映像をご紹介します)

 

 2019年10月に秋田でもパレードやるよ!とアナウンスがあったものの、コロナ禍のせいで2年間、開催することができず(みなさん、とてもつらかったと思います…)、昨年、長い冬をじっと我慢して春に芽吹くふきのとう(ばっけ)のようにAkita Pride Marchが初開催されました。ようやく開催することができたという喜びはあったものの、あいにくの雨に降られ、どこか寂しい感じも否めませんでした。

 今年は天候にも恵まれ、200名近い参加者の方たちが秋田駅前のアゴラ広場に集い、晴れやかなプライドマーチとなりました。
 オープニングイベントでは秋田市の穂積市長が登壇し、「一人一人を尊重し個性や能力を生かしあう社会の実現が大事」と挨拶しました(東北のプライドで首長が会場に来て挨拶したのは初めてではないでしょうか)。県知事の祝辞や南定四郎さん(1994年に初めてパレードを開催。幼少期を秋田県で過ごしました)からのメッセージも読み上げられたそうです。
 参加者のみなさんは「ここにいるよ、We are here!」を合言葉に、レインボーフラッグやプラカードを掲げ、駅前のアゴラ広場を出発し、道行く人に手を振りながら、広小路や中央通りなどを行進しました。
 
 なお、今年もLUSHがチャリティ企画を展開してくれたり、LUSH郡山駅店のスタッフの方たちが(郡山から秋田ってめっちゃ遠いのに)パレードに参加してくださるなど、本当にうれしい応援をしてくれました。
 また、秋田駅のスターバックスも応援のメッセージを掲げてくれていたそうです。
 
 秋田県は東北地方で唯一、ゲイバーをはじめとするLGBTQのお店が一軒もない県です。昨年のパレードでもESTO真木征鷹さんが県内の当事者の生きづらさを訴えていました。東北のなかでも最も生きづらさが深刻な地域なのではないかと思われますが、真木さんが何十年も前から孤軍奮闘し、県内の当事者をサポートし、APMの実現や自治体の施策にも貢献してきて、厳しい環境のなかでもあきらめずに頑張れば必ずいつか花が咲くと多くの人たちを勇気づけてきたと思います。APMの若い実行委員のみなさんも、かわいいデザインのフライヤーやフラッグを作り、オシャレにPRし、盛り上げてくれました。そんな姿を見て、秋田を応援しようと県内外から昨年を上回る200名近い方たちが参集し、とてもいいパレードになったのだと思います。本当によかったです。心からお慶び申し上げます。

 

参考記事:
「秋田プライドマーチ」開催 多様性認めあう社会を(秋田朝日放送)
https://www.aab-tv.co.jp/news/aabnews-23052015490066/
「ここにいるよ」、200人が声上げ行進 秋田プライドマーチ(秋田魁新報)
https://www.sakigake.jp/news/article/20230520AK0026/

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