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奈良・台北・山形でプライドパレードが開催されました

 今年で第6回を数える「奈良レインボーフェスタ」は10月28日、初の「奈良レインボーパレード」を開催しました。約130名の参加者が音楽を流すフロートに先導され、JR奈良駅〜奈良公園という賑やかなエリアを晴れやかに行進しました(映像ジャーナリストの秋山さんが速報をお届けしてくださってますので、ご紹介します)
 全国のプライドパレードに参加しているアライのアキオさんによると、天気も良く沿道から手をふる人も多かったです、フロートからのメッセージも最高、とのことでした。
 2日目のフェスタも大盛況だったようです。


 同日、台北では第21回となる「台湾同志遊行(Taiwan LGBT Pride)」が開催され、アジア中から約17.6万人の方々が参加しました。(日本からもたくさんの方たちが行ってましたし、SNSにも画像がたくさん投稿されていますね)
 蔡英文総統は「この道のりを共にしてくれた、勇敢で、たくましい皆さま、ずっと私たちのそばにいてくれるパートナーの皆さまに感謝します。また、台湾パレードに参加するため、世界各地から台湾に来ている友人たちを心から歓迎します。愛がこの土地のすべての人を団結させ、多様性と共に歩み、また台湾の民主、自由とともに歩み続けることを願っています」との祝賀文を送りました(日本語意訳:山中肇さん
 前夜には西門でトランスマーチが開催され、約5000名が参加したそうです。
 そして10月28日(土)のパレードは、出発点となった市政府庁舎前に140を超える企業や団体などがブースを出展し、特設ステージでは人気歌手などのパフォーマンスも行なわれ、主催者発表で17.6万人が市内を2つのルートに分かれて行進しました。心配されていた雨も降らず、参加者の皆さんは思い思いに自由なスタイルで楽しく歩いたそうです。
 主催した台湾彩虹公民行動協会(TWRCAA)の小鯨理事長は、男性と女性、LGBTQの当事者とそうではない人を区別する「性別二元論」の事例を生活の中で目にする機会が多く、対立や衝突を引き起こしている、パレードを通じて自分自身をアピールするだけでなく、他人を受け入れてほしい、全ての人が自由に暮らせ、固定概念にとらわれない多様な社会の実現を、と語りました。


 また、山形市では29日、第2回となる「やまがたカラフルパレード」が開催されました。約120名の参加者が、レインボーフラッグや「多様性はパワーだ」「集まる、つながる、変える」といったメッセージが書かれたのぼりを掲げながら、山形市の七日町大通りを行進しました。
 この9月に「庄内レインボーマーチ」を初開催した「虹をかける会」や、「みやぎにじいろパレード」の方なども応援に駆け付けました。参加した方たちは、和気あいあいとして温かなパレードだったと語っていました。
 やまがたカラフルパレードは、昨年、松井愛市議(現在は県議)と池田弘乃山形大教授が「山形でもパレードを」と共同で初開催(レポートはこちら)、これにより、東北六県全てでパレードが開催されるという偉業が達成されました。そして今年は県内で2ヵ所目の酒田市でも「庄内レインボーマーチ」が開催されました。
 共同代表の渡部香織さんは「山形市でも(酒田市で導入された)パートナーシップ宣誓制度を取り入れてほしい」と語っていました。

 
 PRIDE JAPANでは近日中に「やまがたカラフルパレード」のレポートをお届けする予定です。
 


参考記事:
奈良でレインボーパレード開催 「誰も傷つかない社会に」(共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/286576

台北でLGBTプライド 多様な社会の実現訴え/台湾(フォーカス台湾)
https://japan.focustaiwan.tw/society/202310280006

LGBTQ理解促進へパレード 山形市街地(山形新聞)
https://www.yamagata-np.jp/news/202310/30/kj_2023103000709.php

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