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台湾で結婚登録したお二人に蔡英文総統から祝電が送られました
一昨日、愛知県高浜市議の柴口さんと台湾人パートナーの劉さんが台湾で結婚登録したというニュースが報じられましたが(奇しくも8月22日は台湾でのバレンタインデーに相当する七夕情人節でした)、柴口さん&劉さんカップルに蔡英文総統も祝電を送っていたことが明らかになりました。
愛知県高浜市議の柴口征寛(しばぐちまさひろ)さんが台湾人の同性パートナーで大阪公立大の特別研究員などを務める劉霊均(リュウ・レイキン)さんと台湾で結婚登録したことは、台湾メディアでも(日本以上に)大々的に報じられ、大きな反響を呼んでいます。劉さんがX(Twitter)でまとめていますが、台湾の「鏡週刊」「鏡新聞」「中華テレビ」「公共テレビ」「Taiwan Plus」「中央通訊社」「換日線」「聯合報」「中央広播電台」「Taiwan News」などで報じられ、香港や韓国、カナダなどのメディアでも紹介されています。日本のLGBTQの現状(理解増進法の問題点など)についても報じられたりしているそうです。
さらにすごいことに、台湾の蔡英文総統からお二人に「天が巡り合わせた縁だ」という祝電が送られたそうです(蔡英文氏は同性婚支持を明確にしながら総統に就任し、一貫して台湾での婚姻平等の実現を応援してきた方です。2019年に同性婚法が成立した際は「すべての人が愛の旗の下で改めて団結できる」とコメントしていました。同性婚実現の立役者である活動家の祁家威氏に総統文化賞も授与し、祝福しています)
柴口さんはX(Twitter)の投稿で、「私達の結婚登録は、私達が想定した以上に大きな反響を呼んでしまいました」「日本ではいまだにたくさんのLGBTの当事者が苦しんでいます。国は速やかに同性婚、ジェンダー平等教育、罰則のある差別禁止を法制化すべきです」とコメントしています。
朝日新聞によると、柴口さんは、今年4月の選挙戦で、手をつないだ男子中学生二人が街頭演説を聴いてくれていた光景が忘れられないといい、「結婚は婚姻届1枚だという人もいるが、日本の性的少数者はそれすらかなわない。長く諦めていた結婚を台湾で果たせた喜びを忘れず、日本社会を動かしていきたい」と語りました。
参考記事:
愛知・高浜市議が台湾で同性婚 台湾人の大阪公立大研究員と、蔡英文総統も祝電(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/753301
諦めていた同性婚、台湾で実現 愛知の市議「心が軽い」、総統も祝電(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASR8R663LR8RUHBI01Q.html