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渕上綾子道議が再選されました
4月9日、道府県知事選、道府県議員選、政令指定都市市長選、政令指定都市市議会議員選が行なわれましたが、現職の渕上綾子道議が見事に再選を果たしました。おめでとうございます!
渕上綾子さんは佐賀県出身で、富山大学理学部生物圏環境科学科を卒業後、北大大学院地球環境科学研究科に進学、1999年に北海道大学低温科学研究所、2000年には農林水産省北海道農業試験場で遺伝子に関するお仕事をしていましたが、2001年、すすきののショーパブ「ららつー」に入店し(「ららつー」はずっとレインボーマーチ札幌にも協賛してくれていたお店です)、2006年に戸籍の性別を変更しました。仕事をしながら宅地建物取引士の資格も取得しました。2019年、立憲民主党の公認を受けて道議として立候補することになり、2000年代に札幌のパレードでスピーチして参加者を感動させてきた上田文雄前市長が後援会長を務め、街宣にドラァグクイーンも駆けつけるなど、札幌のLGBT+アライのコミュニティの支援を受けながら当選を果たしました。
道議になった渕上さんは、北海道人権施策推進基本方針の改定に当たり、新たに性的マイノリティの項目が立てられるよう尽力し、教育現場に性的マイノリティの視点を盛り込む取組みを進め、北海道全体での同性パートナーシップ証明制度の実現も訴えるなどしてきました。多様な人がその個性を活かして活躍できる社会を創っていきたいと、性的マイノリティだけでなく、女性、高齢者、子ども、外国人、障がい者、引きこもりのかた、アイヌの人々、受刑後の方なども誰一人取り残されることのない社会を目指し、人権課題を中心に取り組んできました。てきました。もちろんさっぽろレインボープライドなどにも参加しています。
今回の道議選では、札幌市東区選挙区(定数4)で5人が立候補したところ、24,986票を獲得し、選挙区内2位で当選し、見事に再選を果たしました。今後の4年も、北海道の性的マイノリティ(や多様な人々)のために活躍してくださることでしょう。
なお、4月23日(日)には全国の多くの市区町村長、市区町村議会議員の選挙が行なわれます(一部、衆参補選も行なわれます)。23日は東京レインボープライドの開催日でもありますが、LGBTQフレンドリーな候補への投票とTRPへの参加、どちらもお忘れなく!
参考記事:
トランスジェンダー公表の北海道議、渕上綾子氏が再選(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASR4B0RWDR48IIPE00H.html