NEWS
東京マラソン2023にプライドハウス東京も参加・連携しました
3月5日(日)に開催された東京マラソン2023。3.8万人が激走した大会を実際にご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、実は今回、プライドハウス東京が東京マラソンと連携し、LGBTQインクルーシブな取組みをサポートしたり、公式寄付先団体としてチャリティランナーが走ったり、東京マラソン応援ベースにラビアナ・ジョローさんが登場したりと、様々なコラボ企画が行なわれたそうです。
プライドハウス東京は、東京2020大会の開催に際して海外からのLGBTQの選手などを歓迎し、情報や交流の機会の場となる「プライドハウス」を設立し、スポーツ界や社会のLGBTQインクルーシビティを高め、大会のレガシーとしようということで進められてきたプロジェクトで、2019年にはラグビーW杯とコラボし、その後も女子サッカーのWEリーグでのプライドマッチの実現に寄与するなど、様々なスポーツとコラボしてきました。
今回は、SOGIEにかかわらず誰もが安心して楽しめる大会となるよう、東京マラソン財団と連携し、大会運営がよりLGBTQ+インクルーシブなものになるよう、さまざまな施策を実施しました。例えば、ボランティアの方たちにLGBTQ+に関する勉強会の機会を提供したり、大会における各種制作物(大会ランナー向け案内や掲示物)の監修、だれでも更衣室の設置に関する監修、だれでも応援エリア(バリアフリー応援スポット)の設置に関するサポート、大会を活用したLGBTQ+に関する情報発信や啓発活動の協働、「東京マラソン応援ベース」でのLGBTQ+に関する発信(ドラァグクイーンで性教育パフォーマーのラビアナ・ジョローさんがステージに登場)といった取組みによって、大会運営をサポートしたそうです。
また、そうした施策とは別に、プライドハウス東京は、東京マラソン2023チャリティの寄付先団体ともなっていて、大会当日は、国内外の58名のプライドハウス東京のチャリティランナーが「性の多様性を祝福して」走り、4月から新体制を迎えるプライドハウス東京の松中権さん(現代表)と野口亜弥さん(次期共同代表)もランナーとして走り、見事に47.195kmを完走し、「世界最高峰とも言われるマラソン大会のすごさを体感できた一日となりました」とのことです。
そのほか、東京マラソン財団のサステナビリティに関する取組みとして実施されるRUN with HEART チャリティバーチャルランの寄付先団体にもなっているそうです。
なお、これまでプライドハウス東京を牽引してきた松中権さんは3月いっぱいで代表を退き、今年4月からは3名の共同代表による新体制となるそうです。
「今後も性的指向や性自認、性別表現に関わらず、誰もが安心して自分らしくいられる居場所を社会、そしてスポーツ界につくっていくうえで、皆さまからのご支援や応援が後押しになります」「誰もが安心してありのままでいられる社会とスポーツ界のために、皆さまからのご支援をお願いいたします」とのことで、現在、クラウドファンディングが実施中です。もし応援したいという方がいらしたら、こちらからご支援をお願いいたします。