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台湾での同性婚が1万組の大台に乗りました

 台湾人と同性婚未承認国の外国人との同性婚がついに認められたとのニュースで、2022年までの同性婚の累計が9659組に達し、もう少しで1万組の大台に乗るとお伝えしていましたが、この2月でついに1万組を突破したことが明らかになりました。
 
 台湾政府の今月10日の発表によると、2023年2月の婚姻総数は1万855組で、このうち同性婚は273組(全体の2.5%)でした。政府統計によると、これで2019年5月以降に同性婚の婚姻届を受理されたカップルは計1万135組となりました。女性どうしの婚姻が全体の約70%を占めています。
 『台湾同性婚法の誕生: アジアLGBTQ+燈台への歴程』に詳しく記されていますが、台湾でも同性婚をめぐってキリスト教団体などが中心となって激しい反対運動が起こりました。しかし、(アメリカなどもそうですが)同性婚が実現してみれば、市民の間で理解が進み、2022年5月に実施された世論調査では同性婚に賛成する方が60.9%に達しています(2018年の調査では37.4%に過ぎませんでした)
 蔡政権は23年1月、台湾人の婚姻相手の国・地域が同性婚を認めていない場合も同性婚の婚姻届を受理できるよう制度を変更しました(※ただし、中国本土の人との同性婚はまだ認められないそうです)。これにより、日本人も台湾人との同性婚ができるようになりましたので、今後、さらに台湾での同性婚が増えるのではないかと思われます。

 

参考記事:
台湾で同性婚が1万組を突破 女性同士の婚姻が7割(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20230313/k00/00m/030/021000c

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