NEWS

LUSH JAPANが再び同性婚を支援、新宿店の外壁スクリーンで「結婚の自由をすべての人に」をメッセージ

 全国各地で様々にLGBTQコミュニティを支援してきたLUSH JAPANが、この間の動きを受けて再び「結婚の自由をすべての人に」のメッセージを発信しています。


 今月に入って同性婚について首相や首相秘書官から発せられた言葉に対する非難の声が高まり、6日には『Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に』が首相宛てに要望書を提出しました。これを受けてLUSH(ラッシュ公式)Twitterアカウントが7日、「結婚をするかしないかは個人の自由。でも、結婚は誰もが平等に持つべき権利だとラッシュは考えています。変化を恐れず社会をより良く変えていくために、市民としても企業としても、一緒に声を届けましょう」と投稿し、8日からはLUSH新宿店の外装スクリーンに再び「結婚の自由をすべての人に」キャンペーンのメッセージを映し出す取組みを始めました。


 プライド月間にロゴをレインボーに変えたりTRPに協賛したりするのもありがたいけど、こういう、当事者が傷つけられ打ちのめされているような時こそ助けてほしい、と企業に求める声も上がっています。今この局面で動いてくれるのはどれだけありがたいことか…と思う方も多いはずです。
 
 LUSHは2013年、ロシアの同性愛プロパガンダ禁止法に抗議するキャンペーンを展開し、(LGBTQの権利回復に貢献した人や企業を表彰する)Tokyo SuperStar Awardsで企業賞を受賞、2014年にも同様のバレンタインキャンペーンを展開し、その後も全国の(青森などでも)プライドパレードに参加したり、チャリティを開催してきて、昨年3月、札幌地裁での歴史的な判決から1年を迎えたことを記念する「結婚の自由をすべての人に」キャンペーンを展開、ストーンウォール記念日である6月28日には「結婚の自由をすべての人に」キャンペーン第2弾「ArtでAction」のイベントを新宿駅東南口で開催するなどしてきました。その取組みは数ある企業のなかでも群を抜いて「本気さ」がうかがえるものでしたし、私たちに寄り添ってくれていると感じられるものがありました。

 なお、(ご紹介が間に合わなくて申し訳ありませんが)ラッシュジャパン合同会社コーポレートコミュニケーションマネージャーで 「結婚の自由をすべての人に」キャンペーンをリードしてきた小山大作さんが9日夜、NEWPEACE Inc.が主催する緊急イベントに登壇していました。
 NEWPEACE Inc.は「従来の価値観に囚われることなくそれぞれのビジョンを信じ、未来への意志を掲げ、世の中を巻き込み、社会を"常識"から解放する世界を目指す企画・プロデュース集団」で、「幅広い領域の経営者や社会的なリーダーと組み、ビジョンづくり・ソーシャルアクションを仕掛けています」。同社は「現在、政界でなされている発言を受け、LGBTQ+コミュニティの権利が脅かされていることで、すべての人が安心して働ける環境であるとは言い難い状況です。私たちはダイバーシティ・インクルージョンに取り組む一企業として、同性婚の実現へ明確に賛同し、平等な権利のための法整備を求めます」として、LGBTQ+コミュニティへのアライシップと連帯を示す緊急イベントを開催しました。公益社団法人 Marriage For All Japanの寺原真希子代表理事、「パレットーク」の合田文編集長、そしてLUSHの小山さんがスピーカーとして登壇しました。
 (レポートできず、恐縮ですが)こうした企業サイドからのイベントの開催も非常に心強く、LGBTQコミュニティを勇気づけるものになると言えるでしょう。
 イベント開催でなくてもよいので、政界での差別発言へのリアクションや、同性婚実現に向けた改めてのメッセージやキャンペーンが多くの企業の間で広がりを見せることを期待します。


ジョブレインボー
レインボーグッズ