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11/25に島根レインボーパレードが開催、山陰地方で初

 島根レインボーパレード(しまパレ)が11月25日(土)、松江市で開催されることになりました。山陰地方でのパレード開催は初めてです。
 テーマは「こころを開けば、世界はやさしい」。「パレードに参加したい| LGBTQへの理解を深めたい| みんなが住みやすい島根にしたい人は要チェック! あなたの一歩が島根を変える…一緒に歩きましょう!」とのことです。

 主催するのはドリーさんこちらにインタビューも掲載されていますが、松江市在住のジェンダーマイノリティの方で、昨年3月まで11年務めていた警察官の職を辞して、「島根のちょっこしLGBTQ相談室」で当事者の相談に乗ったり、コミュニティスペースを開くなどの活動をしてきました。過去にはパートナーがいて、カップルで生活する中で壁にぶつかることもあったといいます。
 ドリーさんは昨年11月のまんで!さぬきレインボーパレードにも足を運び、「再来年(2024年)、島根でもパレードをやりたい」と語っておられましたが、今年開催することを決意し、めでたく島根レインボーパレード(しまパレ)の開催がアナウンスされることとなりました。

 2015年に全国で行われた意識調査(『性的マイノリティについての意識 2015年全国調査報告書』実施主体:広島修道大学河口和也教授の調査グループ)によると、中国地方は北陸、四国に次いで全国で3番目に「近所の人が同性愛者だったら嫌悪感を抱く」との回答が多かった地域です。北陸は金沢レインボープライドのみなさんやかずえちゃんや各地のLGBTQ+Allyの方たちの活動のおかげもあり、この1、2年でずいぶん変わりました。中国地方のなかでも山陽地方ではももにじ岡山がパレードを開催し、同性パートナーシップ証明制度も岡山県だけでなく広島県や山口県でも広がりを見せてきています。山陰地方は動きが鈍かったのですが(制度導入は鳥取県境港市のみ)、昨年12月に島根県が「パートナーシップ制度」の導入を進める考えを表明しました。
 
 地方ではまだまだLGBTQの生きづらさが深刻で、厳しい偏見や差別に直面するがゆえにカミングアウトも難しく、当事者としての活動もしづらいという問題があるなか、こうして社会を変えようとの思いから勇気を持ってカミングアウトし、パレードや支援活動も行なっているドリーさん、本当に素晴らしいと思います。応援します。
 
 11月25日、中国地方や西日本のみなさん、ぜひ松江市にお出かけください。


島根レインボーパレード(しまパレ)
日程:2023年11月25日(土)
会場:松江市(詳細はのちほど)

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