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明治が多様性に寄り添うバレンタインを目指し、プライドハウス東京と協働して新商品をリリースしました
株式会社明治は、多様な価値観に寄り添い、バレンタインデーが「より多くの人に楽しんでもらえる日」となることを目指し、5種類のパッケージデザインの「明治ミルクチョコレートCUBIE Diversityパッケージ」を1月24日に数量限定で発売します。
これまでの日本のバレンタインデーは「女性から男性にチョコレートを渡し、愛の告白をする日」として認知され、告白の意味合いでなくても、職場で女性から男性に「義理チョコ」を配るなど、非常に異性愛規範の強い風習が広まっていたため、LGBTQコミュニティの方々のなかには居心地の悪さや違和感を覚える方も多かったと思われます(そうした世間の動きとは関係なく、パートナーにチョコを贈ったりしてきた方もいらっしゃいます)
もっとも、近年は義理チョコも廃れ(こちらの記事にあるように、とあるデパートの調査によると、義理チョコのために買う人はたったの3%で、今は「自分」「家族」「お世話になった人」に贈る人が多数を占めています)、性別に関係なく感謝の気持ちを表すために贈るイベントに変化してきているようです。
そうした時代の変化も受けて、また、企業のLGBTQ支援の取組みが広がりを見せていることもあり、今回の企画が実現したようです。
明治は「多様な人財や価値観」を活かすダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の一貫としてLGBTQ社内施策も進めてきて、昨年はPRIDE指標でゴールド認定を受けています。従業員によるALLYネットワーク組織「Marble」も社内に設立しています(「Marble」という名称は、Make a rainbow(虹を作る)の略+ble(できるという意味の接尾語)なんだそう。素敵ですね)。その「Marble」のメンバーから「多様な方の気持ちに寄り添う商品を作りたい」との提案がなされ、その思いや行動が、この商品の企画・開発につながりました。パッケージは、明治が2022年から協賛しているプライドハウス東京のLGBTQのメンバーの方たちの意見を参考にして、「DEAR PARTNER!」「MANY THANKS! 「BIG LOVE!」「SMILE UP!」「LET'S DO IT!」という5種類のメッセージとレインボーカラーのハートをあしらったデザインとなりました。性別に関係なくパートナーに思いを伝えることができたり、パートナーがいない方でも家族や同僚や友人などに感謝や応援の気持ちを伝えることができるようになっています。
バレンタインという異性愛規範の強かった(しかも商業的な)イベント自体を批判し、廃れさせるのではなく、チョコレートの会社として、これをよりLGBTQインクルーシブでポジティブな意味合いへと発展的に昇華させていこうとする試みと言えるでしょう。
参考記事:
LGBTQ+などの多様性を推進する「プライドハウス東京」と協働、多様なキモチに寄り添うバレンタインを目指した「明治ミルクチョコレートCUBIE」Diversityパッケージ(Impress Watch)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b04ffaa54f3a4e4a1bbf394a19feca833279581
「明治ミルクチョコレートCUBIE」 Diversityパッケージ 1月24日(火)数量限定 新発売/全国
「プライドハウス東京」と協働 多様なキモチに寄り添うバレンタインを目指して(共同通信PRWire)
https://kyodonewsprwire.jp/release/202301162125