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金沢プライドウィークが開催、LGBTQと伝統文化とのコラボが光る有意義な4日間になりました
9月16日(金)〜19日(月祝)の4日間、2回目となる金沢プライドウィークが開催されました。
500人近くが参加して暑いなか市内をカラフルに行進した金沢プライドパレードをはじめ、HIVやセクシュアルヘルスに関するトークセッション(プラス八方不美人のライブ)、LGBTQ映画上映会、ロバート・キャンベルさんらが登壇した「にじのまカフェ特別版」などのイベント、そして金沢の伝統文化を体験できるツアーなども催され、実に充実した4日間となりました。
9月18日(日)、しいのき迎賓館前の広場で開催された金沢プライドパレードには、ロバート・キャンベルさん、東ちづるさん、小島慶子さん、小泉智貴さん、天道清貴さん、ブルボンヌさん、八方不美人さんら豪華ゲストが登場。箏の演奏に合わせてミス加賀友禅の方やドラァグクイーンが加賀友禅の黒留袖を着てファッションショーを披露するシーンもあり、とても素晴らしいステージになりました。そして、バビ江ノビッチさん、ブルボンヌさん、エスムラルダさん、肉襦袢ゲブ美さん、ちあきホイみさん、金沢の阿武虎さん、富山や福井のクイーンの方々も乗った3台のDJフロートとともに500人近くの参加者の方々が金沢市内をカラフルに元気に行進しました。香林坊の辺りでは空に虹もかかり、祝福感がありました。
NHKによると、パレードに参加した40代のバイセクシュアル男性は「出身地である金沢で仲間とともに歩くことができてうれしいです。マイノリティどうしにも、それぞれ違いはありますが、違いを超えて連帯していくことが大事だと思う」と語っていました。また、金沢レインボープライドの松中権共同代表は「地域の人たちに、性的マイノリティが身近に存在するということを知ってもらう機会になったと思います。パレードを毎年恒例にしていくためにも、2回目が無事に終わってよかったです」と話していました。
今年の金沢プライドウィークの大きな特徴は、加賀友禅とドラァグクイーンのコラボもそうですが、寛永2年創業の加賀藩御用菓子司「森八」でのレインボーカラーをあしらった金沢レインボープライドオリジナル上生菓子作り、レインボー水引縁起ストラップ作りなど金沢の伝統文化を体験できるプログラムや、金沢の老舗の銘店を巡って伝統の食文化を楽しむバスツアーが開催されるなど、LGBTQと伝統文化とがコラボした素敵な企画が実現したことです。ロバート・キャンベルさんも「400年の歴史ある和菓子屋や加賀友禅など金沢という街のアイデンティティのコアのところ、一丁目一番地にあたる伝統文化がLGBTQと無理なく協働していたところが素晴らしい」と称賛していました。
たいへん有意義な4日間となった金沢プライドウィーク。近く、詳細なレポートをお届けいたします。
参考記事:
「金沢プライドパレード」 性の多様性への理解を訴え(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20220918/3020012786.html
「多様な性認め合う社会に」LGBTQ+当事者らが18日金沢市内をパレード… 映画上映会など多彩な催しも予定(MRO北陸放送)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/154485
金沢で性的マイノリティーへの理解深める勉強会(北陸朝日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3f2cec23dde032e33519d843d728da666176fa1
LGBTQ+に理解を「プライドパレード」石川県金沢市で2度目の実施(テレビ金沢)
http://www.tvkanazawa.co.jp/nnn/news103ov1j78zv6qbqwdco.html
性的マイノリティ・LGBTQへの理解を…金沢で『プライドパレード』前回を上回る480人が参加(石川テレビ)
https://www.fnn.jp/articles/-/419078
HIVの偏見なくそう 金沢で当事者ら語るイベント(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/547045
理解者の輪拡大 鍵は? 「にじのまカフェ特別版」(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/547923
まちを変える2歩目 パレード拡大虹色の旗 金沢を彩る 金沢プライドパレード2022(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/547901
ロバート・キャンベルさんら、性の多様性語り合う レインボーの上生菓子作り、金沢プライドウィーク(北國新聞)
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/856410