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宮崎国際大にレインボーカラーの「虹色ベンチ」が登場、支援サークル「虹色カフェ」の取組み

 宮崎国際大(宮崎市)でLGBTQへの理解の促進や支援活動に取り組むサークル「虹色カフェ」が、レインボーカラーのベンチを作ったことが宮崎日日新聞で報じられました。

 「虹色カフェ」は、宮崎国際大の学生の方がカリフォルニアの大学に留学した際、多くのLGBTQやアライの方たちと出会い、誰でも参加できるイベントや居場所づくりが行なわれていたのをとても素敵なことだと感じ、帰国後に宮崎で自分たちにできることをしたいとの思いから立ち上げたサークルです(詳細はこちら)。これまでに学内では、カナダ人のステファニー・リムさん(元宮崎国際大学講師)とアンジェリーナ・カンタダさんの同性カップルを帰国前に祝福する「結婚報告祭」を開催したり、「みんなのトイレ」のマークを考えたり、2019年にLGBTQ団体「レインボービュー宮崎」が県庁前広場で開催したトークイベント「みんなでつくるLGBT & ALLYの輪」に登壇したりパレードに参加したりなどもしてきたそうです。今年7月の「まつりえれこっちゃみやざき2022」でのLGBT座談会にも「レインボービュー宮崎」の方といっしょに登壇しています。

 そんな「虹色カフェ」が今年7月8日、宮崎県の人権啓発プロジェクトの一環として、レインボーカラーのベンチを組み立てるイベントを学内で開催しました。イベントには多くの学生や教員が参加し、みんなで試行錯誤しながら、とっても魅力的で、学校をさらに明るくしてくれるベンチを完成させることができたそうです。7月17日に行なわれたオープンキャンパスでは、虹色ベンチと自由に記念撮影していただけるよう、虹色ベンチを正門付近に展示。そして次回、8月7日に開催予定のオープンキャンパスでも再び展示する予定だそうです。「虹色ベンチが、多様でインクルーシブな学び場を目指す、宮崎国際大学のシンボルとなることを願っています」とのことです。 
 「虹色カフェ」の矢野芹菜部長は宮崎日日新聞の取材に対し、「明るい気分になれるのでぜひ座ってください」と語りました。今後、ベンチが性の多様性尊重の架け橋となるよう、催しへの貸し出しなどの活用も行なっていくそうです。
 

 ちなみに宮崎市では8月2日から11日まで、宮崎県庁本館のレインボーカラー・ライトアップが実施されます。県庁本館のレインボー・ライトアップは今年で5年目だそうです。これに合わせて、ライトアップの期間中の10日間(花火大会が開催される6日を除いて)、毎日パレードが行なわれます(宮崎市とレインボービュー宮崎との共同開催だそう)。詳細はこちらをご覧ください。




参考記事:
6色レインボーのベンチ(宮崎日日新聞)
https://www.the-miyanichi.co.jp/horou/_64714.html
宮崎人権プロジェクトPROJECT 8.9を開催しました!(宮崎国際大学)
https://www.mic.ac.jp/news/archives/1290

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