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【プライド月間】大阪観光局がプライド月間のキャンペーンとドラァグクイーンの起用を発表
2022年5月30日、大阪観光局が今年のプライド月間のキャンペーンと、ドラァグクイーンを起用した新たな旅行商品の造成についてプレスリリースを行ないました。
大阪観光局は昨年に続き、プライド月間を祝うキャンペーンを展開します。今回は大阪のホテルやレストランを利用してくださったお客様にチェリオのレインボーウォーターをプレゼントし、プライド月間について説明するカードも添えて、LGBTQへの理解促進を図ります。アロフト大阪堂島、コンラッド大阪、W大阪など、大阪観光局のLGBTQツーリズムへの取組みに積極的に協力してきたホテルを中心に、たくさんの施設・事業者がこのキャンペーンに参加する予定です。
また、かねてより多様性あふれる街=大阪を目指してLGBTQツーリズムを重要施策の一つとして推進してきた大阪観光局は、既存の観光コンテンツにドラァグクィーンを掛け合わせることで、エンターテイメント性の高い新しい旅行商品を造成したことを発表しました。具体的には、「ドラァグクイーンと一緒に行くゲイバー体験」「ドラァグクイーンと行く大阪ナイトクルーズ」「ドラァグクイーン変身体験」「ドラァグクイーンと楽しむうどん作り体験」「ドラァグクイーンを独り占め!プライペートパーティ」だそうです。
(プレスリリースは公式サイトからご覧いただけます)
5月30日には大阪観光局で記者会見も行なわれ、溝畑宏理事長とアンジェリーナ・じゅり子さん、アキコカーダシアンさんが登壇しました。2つのキャンペーンについて説明した溝端理事長は、「大阪万博へ向けてアジアNO.1のLGBTQ受け容れ都市になりたい」と意気込みを語り、ドラァグクイーンのお二人は「夜だけではなく、お昼のイベントなどにも積極的に参加したいです」と語りました。こうした公的機関の記者会見にドラァグクイーンが登場するのはとても珍しいことではないでしょうか(日本初かもしれません)
大阪観光局は2024年のIGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)の年次総会の誘致を目指しています。発表は今年11月の予定です。もし誘致が見事に決まり、コロナ禍も収束したら、海外からたくさんのLGBTQの方々が訪日する機会になることでしょう。それを機に、大阪がLGBTQを歓迎する受容的な都市として世界のLGBTQの間で認知され、日本のLGBTQインバウンドにはずみがつくことも期待されます。