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PRIDE指標でゴールドとレインボーをW受賞した東京弁護士会が「セクシュアル・マイノリティ週間」を開催

 東京弁護士会は2022年12月5日から9日までを性的マイノリティの人権問題の啓発に集中的に取り組む「セクシュアル・マイノリティ週間」としました。

 11月1日に「東京都パートナーシップ宣誓制度」がスタートしたこと、12日に東京トランスマーチが開催されたこと、30日に同性婚訴訟の東京地方裁判所の判決言渡しと、重要な出来事が続き、性的マイノリティの社会的課題への注目が集まっているタイミングで、職員や会員、弁護士会館を訪れる方などへの啓発や、同会の取組み等の紹介を行なうという趣旨です。昨年から開催され、今年で2回目だそうです。
 具体的には、弁護士会館内にポスターを掲示し、受付などにレインボーフラッグを掲揚して、複数名の同会職員や会員がレインボーバッジを装着し、職員や会員だけではなく、同会を訪れる人たちにも性的マイノリティの社会的課題について考えてもらい、当事者やアライに相談しやすさを感じてもらうそうです。さらに、期間中毎日、公式サイトでコラムを更新します。今回は、「Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に」に加え、東京三会多摩支部とも共催するそうです。

 なお、同会は先日のPRIDE指標2022で、昨年に引き続き、ゴールドとレインボーのW受賞を果たしています。
 東京弁護士会は、全国の各弁護士による法律相談・法的助言対応が性的マイノリティの人権を適切に確保・配慮するものとなるべく、性的マイノリティ向け法律相談や公開学習会の情報を全国の弁護士会へ共有し、また、全国の弁護士会が性的マイノリティを含む就業規則やセクハラ防止規程等の規則を制定することを促進すべく、東京弁護士会の規則の情報を全国の弁護士会へ提供し、さらに東京の他の弁護士会と共同で、司法修習生に対する研修を行ない、将来の検事・判事に対しても性的マイノリティの理解促進を行なっているそうで、この取組みにより、全国の複数の弁護士会で性的マイノリティ研修が開催されるようになり、東京弁護士会の規則を元にした規則が制定されるに至りました。また、今年度東京弁護士会の職員向けの研修や弁護士会館での掲示、HPでの発信を含む「セクシュアル・マイノリティ週間」を設け、周知も実施しました(「PRIDE指標2022」レポートより)

 
 
 
参考記事:
2022年度セクシュアル・マイノリティ週間の開始にあたって(東京弁護士会)
https://www.toben.or.jp/know/iinkai/seibyoudou/column/2022125.html
東京弁護士会が今年もPRIDE指標でゴールドとレインボーをW受賞しました! 
https://www.toben.or.jp/know/iinkai/seibyoudou/column/2022126.html

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