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11月6日(日)、福岡市、徳島市、奈良県、和歌山県那智勝浦町という西日本の4ヵ所でパレードやレインボーフェスタが開催されました
今年は全国各地でプライドイベントが開催されています。11月6日(日)には福岡市、徳島市、奈良県北葛城郡、和歌山県那智勝浦町という西日本の4ヵ所でパレードやレインボーフェスタが開催され、今年最もたくさんのレインボーイベントが開催された日となりました。1日のレインボーイベント開催件数としても過去最多となります。
まず、徳島市では、「レインボーとくしまの会」の方たちを中心とした実行委員会が、県としての同性パートナーシップ証明制度導入を訴えるべく、とくしまプライドパレードと、東ちづるさん登壇の講演会を開催し、約150名の方たちが参加しました。県内での大規模なパレードの開催は初めてのことです。前夜には主催の長坂航さんが経営するミックスバー「Bitch」でドラァグクイーンのパーティも催され、楽しく盛り上がりました。近日中に詳しいレポートをお届けします。
それから、福岡市では、九州レインボープライド2022が3年ぶりにリアル開催されました(オンライン配信もするハイブリッドイベントでした)。こちらでお伝えしたように、バイデン大統領にも祝福されたサッカーの横山久美選手なども来場するなど、ブースエリアも華やかだったほか、豪華ゲストが出演したステージパフォーマンスやトークセッション、そしてパレードも行なわれ、約1万人が来場してイベントを楽しみました。(弊社もLGBT-Allyプロジェクトとしてブースを出展しました。お立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました)
和歌山県那智勝浦町のブルービーチ那智ではトランスジェンダーの丸山都さんの呼びかけでレインボーフェスタ那智勝浦が開催されました。当事者らが体験や思いを語ったトークショーをはじめ、バンド演奏やダンスパフォーマンスなどが行なわれました。会場には軽食やドリンク類などの露店も並び、約2500人でにぎわいました。トークショーには丸山さんと、三重県伊賀市の嶋田全宏さん&加納克典さんカップルが登壇し、嶋田さんは「地方でカミングアウトすると、差別されたり攻撃されたりするのではと心配していたが、全くなかった。逆に自分たちが偏見を持っていたことに気付かされた」と、丸山さんは「僕は戸籍上は女性なので、女性とは結婚できないなど、日々の生活でつまづきが多い。もっとフラットに生きていける世の中になれば」と語りました。
奈良県北葛城郡広陵町の馬見丘陵公園では、「一人ひとりが自分色の種をまいて、奈良で笑顔の花を咲かせよう!」をテーマに奈良レインボーフェスタが開催されました。奈良レインボーフェスタは今ほど全国的にレインボーイベントが開催されていなかった2018年から始まり、今年で5回目を数えました。アドベンチャーワールドをはじめ企業・団体がブースを出展し、ステージでは虹組ファイツやRainbow Sign Orchestraのみなさんのパフォーマンスやライブ演奏、トークショーなどが行なわれました。
今月はこの後も、東京トランスマーチ、新潟プライドパレード(新潟県長岡市)、まんで!さぬきレインボーパレード(香川県宇多津町)、TRANS MARCH AKASHI(兵庫県明石市)、第10回ピンクドット沖縄(沖縄県那覇市)が開催される予定です。詳しくは特集:レインボーイベント2022(下半期)をご覧ください。
参考記事:
LGBTカミングアウトできる社会へ 徳島駅前を150人がパレード(徳島新聞)
https://www.topics.or.jp/articles/-/793652
LGBTについて理解と支援を 福岡市で九州レインボープライド開催(RKB毎日放送)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/197007
和歌山・那智勝浦で性の多様性の理解を深める「レインボーフェスタ」開催(関テレ)
https://www.ktv.jp/news/articles/?id=02461
レインボーフェスタ那智勝浦 多様な性、理解深めて トランスジェンダーら体験談(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20221107/ddl/k30/040/197000c