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今年の「work with Pride 2022」が11月10日(木)に開催決定。テーマは「企業から変える。LGBTQ+にとって平等/公平な社会とは?」
LGBTQ+も働きやすい職場環境づくりについて考えるカンファレンス「work with Pride 2022」が11月10日(木)午後、リアル&オンラインのハイブリッドにて開催されることがアナウンスされました。
3年ぶりのリアル開催会場となる経団連会館・国際会議場では、タレントのryuchell氏による基調講演と開会挨拶(調整中)のほか、各界・業種からのゲストをお招きしたパネルディスカッションも実施されます。また、LGBTQ+に関する社内施策の評価指標である「PRIDE指標 2022」の認定企業の表彰とベストプラクティスとしての最新事例も発表されます。
プレスリリースによると、LGBTQ+に関する法整備において日本はOECD加盟国でワースト2位と世界的に遅れをとっており、政府だけでなく産業界が果たす役割が社会において大きくなっているなか、企業としても多様な人材確保・定着などを背景に「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」(Diversity, Equity & Inclusion)の考え方が広まっています。
一方、職場における制度の未整備やLGBTQ+への理解の遅れを理由に、優秀な人材の流出やSOGIハラなどの問題も依然として発生しており、企業による具体的な取組みや環境整備の重要性が増しているにも関わらず、企業側も「何を、どのように取り組むべきか」がわからず、社内への浸透・アクションがしづらいといった課題があります。
こうしたことを受けて、今年の「work with Pride」カンファレンスは「企業から変える。LGBTQ+にとって平等/公平な社会とは?」をテーマに掲げ、昨年新たに導入したPRIDE指標「レインボー認定」の企業の表彰のほか、「work with Pride 2022」実行委員会の参画企業の従業員を対象に実施した初の意識調査の速報を発表します。
また、パネルディスカッションでは「企業と同性婚」「企業とトランスジェンダー」をテーマに、アクサ生命保険株式会社の代表取締役社長兼CEO 安渕聖司氏、NTTグループ ダイバーシティ推進室担当課長 上村雄亮氏、KDDI株式会社人事本部 人事企画部長 長野修平氏、公益社団法人「Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に」共同代表 寺原真希子氏、東京レインボープライド共同代表 杉山文野氏など、各界で活躍・先進的に取り組むゲスト陣をお迎えしたセッションを行ないます。
当日のプログラム詳細
〇第一部(13:30-14:10)
◆挨拶・基調講演(40分)
開催挨拶(調整中)の後、「work with Pride 2022」実行委員会の事務局・認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表でありプライドハウス東京代表を務める松中権との質疑対談を実施。その後は、タレントのryuchell氏より「自分らしく働くということ」についてお話いただきます。
【スピーカー】
ryuchell氏(タレント・株式会社比嘉企画代表取締役)
松中権氏(認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表 / プライドハウス東京代表 / 公益社団法人「Marrriage for All Japan 結婚の自由をすべての人に」理事 / 一般社団法人 金沢レインボープライド 共同代表)
〇第二部(14:20-15:50)
◆「work with Pride 2022」実行委員会 参画企業 従業員調査 発表(20分)
「work with Pride 2022」実行委員会への参画企業の従業員に対し、LGBTQ+に関連した制度の実施・利用状況、職場に関する意識についての調査を実施し、その調査結果の速報をもとに、効果的な事例や課題から解決策の提言までをまとめたレポートを発表します。
【スピーカー】
中川紗佑里氏(株式会社電通グループ 電通総研 研究員/電通ダイバーシティ・ラボ)
松岡裕一郎氏(MSD株式会社 人事部門 人事グループディレクター)
◆トークセッション「企業と同性婚」(40分)
トークセッションの1つめは「企業と同性婚」がテーマ。日本国内でも先進的にLGBTQ+関連やD&I制度を導入しているEY JapanのSabrina Wang氏をモデレーターに、アクサ生命保険株式会社/アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社代表取締役社長兼CEO 安渕聖司氏、KDDI株式会社の人事本部 人事企画部長 長野修平氏、ラッシュジャパン合同会社 ブランドコミュニケーション マネージャー 小山大作氏、公益社団法人「Marriage For All Japan -結婚の自由をすべての人に」共同代表 寺原真希子氏が、日本で同性婚(婚姻の平等)を法制化するために企業ができることについて話し合います。
【スピーカー】
Sabrina Wang氏(EY Japan Diversity and Inclusiveness Specialist)
長野修平氏(KDDI株式会社 コーポレート統括本部 人事本部 人事企画部長)
安渕聖司氏(アクサ生命保険株式会社/アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社 代表取締役社長兼 CEO)
小山大作氏(ラッシュジャパン合同会社 ブランドコミュニケーション マネージャー)
寺原真希子氏(公益社団法人「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」代表理事)
◆トークセッション「企業とトランスジェンダー」(40分)
2つめのトークセッションには、90を超えるLGBTQ+関連団体でつくる全国組織「LGBT法連合会」の事務局長で、SOGIハラスメント等の問題に詳しい神谷悠一氏や、東京レインボープライド共同代表 杉山文野氏、NTT東日本サステナビリティ推進室担当課長 上村雄亮氏、サイバーエージェント 田中友彩氏を招き、「企業とトランスジェンダー」をテーマにお話いただきます。モデレーターは、日本オラクルの川向緑氏が務めます。
【スピーカー】
川向緑氏(日本オラクル株式会社 ソーシャル・インパクト プリンシパルスペシャリスト)
上村雄亮氏(東日本電信電話株式会社 総務人事部 サステナビリティ推進室 担当課長)
田中友彩氏(株式会社サイバーエージェント AI事業本部 オンライン接客事業部 開発責任者)
杉山文野氏(NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事 / JOC理事)
神谷悠一氏(一般社団法人 LGBT法連合会事務局長)
◆総合司会
当日は、「work with Pride 2022」実行委員会の参画企業であり、LGBTQ+の職場環境の整備に先進的に取り組み、過去のPRIDE指標のゴールド認定実績のある、Bloomberg D&I採用担当 高橋弦也氏、 三井住友海上 冨田美恵氏の2名が総合司会を担当します。
【総合司会】
高橋弦也氏(Bloomberg L.P. Diversity & Inclusion Recruiter)
冨田美恵氏(三井住友海上火災保険株式会社 人事部 ダイバーシティ&インクルージョン推進ユニット 課長)
〇第三部(16:00~17:00)
◆『PRIDE指標 2022』の結果発表、企業による事例発表
カンファレンスの最後には「PRIDE指標 2022」のゴールド、シルバー、ブロンズの認定企業の発表と、先進的な取組みを行なうベストプラクティス企業の表彰のほか、コレクティブ・インパクト型の取り組みを通じた社会づくりにコミットする企業を認定するために昨年新たに導入された「レインボー認定」企業の表彰を実施します。また、審査員から2022年の最新の傾向・企業動向についてコメントをいただきます。
「work with Pride 2022」開催概要
日時:2022年11月10日(木)13:30-17:00
開催場所:
【リアル開催会場】経団連会館・国際会議場(東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館2F)
【オンライン配信】Zoomウェビナー
事前申込:
「work with Pride 2022」カンファレンスに参加するためには、リアルでの参加、オンラインでの参加ともに事前申込が必要です。1社あたりの人数制限もございますので、ご注意ください。
◎事前申込URL:https://forms.office.com/r/dtPuhkjZ6d
対象:各界の企業・団体の役員及び人事・ダイバーシティ担当者など
内容:開催挨拶、基調講演、パネルディスカッション、従業員調査発表、受賞企業及び事例の発表など
主催:work with Pride 2022 実行委員会(事務局:認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ)
後援:厚生労働省、経済産業省(予定)、東京都、一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)、一般社団法人 新経済連盟(新経連)、日本労働組合総連合会(連合)
※「PRIDE指標 2022」の募集・選考・評価には、「work with Pride 2022」実行委員会は関わりません。PRIDE指標事務局である認定NPO法人グッド・エイジング・エールズが独立して行ないます。また、昨年度新設し、本年度も継続募集する「レインボー認定」におけるコレクティブ・インパクト型の取組みについては、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ、認定NPO法人エティック、および、経済・教育・報道などの分野で活躍される専門家による委員会を設置し、評価いたします。
参考記事:
「企業×LGBTQ+」制度普及と風土醸成へ。最新動向や意識調査、認定企業を発表する『work with Pride 2022』カンファレンス開催。ryuchell氏がゲスト登壇(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000019571.htm