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リル・ナズ・Xが、LGBTQユースの自殺防止に取り組む団体から表彰されました

 リル・ナズ・Xが、LGBTQユースの自殺防止に取り組む団体「トレヴァー・プロジェクト(The Trevor Project)」が新たに設立した「Suicide Prevention Advocate of the Year Award(自殺防止提唱オブ・ザ・イヤー)」の第1回受賞者となりました。 
 
 
 1998年に設立されたトレヴァー・プロジェクトは、LGBTQの自殺を防ぐための24時間ホットラインを運営したり、「LGBTQの若者のメンタルヘルスに関する全国調査」を実施したり、LGBTQのためのネットワーキングサイト「TrevorSpace」を運営したり、チャリティイベントを開催したりしている、世界で最も有名なLGBTQユース支援団体の一つです。
 記念すべき新しい賞の第1回受賞者としてリル・ナズ・Xを選んだ理由について、トレヴァー・プロジェクトは「自身のセクシュアリティの葛藤や過去に自殺願望を抱いていたことをオープンにしていること、メンタルヘルスの問題について継続して声をあげていること、そしてクィアとしてのアイデンティティを悪びれずに祝福していること」と述べています。
 トレヴァー・プロジェクトのアミット・ペイリーCEO兼エグゼクティブ・ディレクターは声明で、「自己受容と自己表現を求める彼の繊細さは、メンタルヘルスやセクシャルなアイデンティティに関する率直な会話の空間を創り出し、LGBTQの若者たちに独りではないということを示しました」と語っています。

 リル・ナズ・Xは今回の受賞を受けて次のようにコメントを寄せています。
「セクシュアリティやジェンダー・アイデンティティをめぐる偏見は未だに現実としてあり、私たちのコミュニティには、サポートを受けていると実感し、自分らしくあることへの完全な自由を得る権利があります。私はよく、鬱や自殺願望に悩まされているというファンからメッセージをもらうのですが、(自分の声は)自分自身よりも大きい何かなのだということを実感します。もしも私の声や、音楽を通じての自己表現が孤独を感じている一人の子どもを助けているのだとしたら、それだけで価値があると言えます」
 


参考記事:
リル・ナズ・X、LGBTQ+の自殺防止に取り組む団体から表彰(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17478165

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