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『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』主演のジョシュア・バセットがカミングアウト

 ザック・エフロンが主演し、2006年に日本でも一大ムーブメントを巻き起こした『ハイスクール・ミュージカル』を、新しいキャストでドラマ化したシリーズ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」に主演している俳優/シンガーソングライターのジョシュア・バセットがLGBTQコミュニティのメンバーであることをカムアウトしました。
 
 
 今年5月、YouTubeチャンネルClevverNewsのインタビューでハリー・スタイルズへの愛を語り、「これは僕にとってのカミングアウト動画にもなるんじゃないかな」と語り、その真意が注目されていたジョシュア・バセット。インタビューが公開された際は、ジョシュアの笑いまじりの言い方や、インタビュアーのClevverNewsが動画のタイトルやツイートでこの件に触れていないことを理由に、「あれはジョークだ」とする声や、「もしもジョークならば不適切だ」とする声もありましたが、今回、ジョシュアが米『GQ』誌のインタビューでその時の発言について「僕はジョークなんて言ってないよ」「僕はカミングアウトには反対なんだ。その必要はないと思っているからね」とコメントしました。
 ジョシュアはまた、これまで自身のセクシュアリティについて多くの人々から推察されてきたとして、「『君はストレートだね』とか、理由をつけて、『ゲイであるはずがない』とか言ってくるんだよ。僕がどんな形で自分のセクシュアリティについて話しても、人々には信じてもらえないんだ」とも語りました。
「アルファベットには(セクシュアリティを表す)文字がたくさんあるのに、どうして(セクシュアリティはこれだという)結論を急ぐんだろうね?」
「自分のアルファベットが変わることもあるし、違う文字を試したり、自分がこれまでそうだと思っていた文字とは違うと気付いたりすることもある。そのどれもが、あり得ることなんだよ」 
「僕はLGBTQ+コミュニティの一員であることを嬉しく思うよ」
「なぜなら、全員を受け入れてくれるからね」
「『愛は愛じゃない』なんて、誰にも言わせちゃいけない。もしかしたら、愛が一番必要なのは(愛を否定してくる)その人たちかもしれない」
「真実を話すほどパワフルなことはないよね」
 
 
 ジョシュア・バセットは、出身地・南カリフォルニアの教会でドラムを演奏し、ウクレレ、ギター、ピアノを独学で習い、15歳のときに作曲を始めたそう。ディズニー・チャンネル作品をはじめ有名ドラマに出演後、「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」シーズン1に抜擢されると同時に、音楽活動も本格的にスタート。2020年にデビューシングル「Common Sense」をリリースするとわずか1ヶ月で500万回再生を記録し、「まるで第一打席でホームランを打ったみたいだ」と、数々のメディアから賞賛を受けました。今年に入ってからもバーチャルライブの開催や新曲のリリースなど、精力的な活動を行っています(YouTubeチャンネルでその楽曲のMVを視聴できます)
 ジョシュアは、同じく「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」に主演で抜擢されて人気急上昇のオリヴィア・ロドリゴとともに、米『タイム』誌が発表する「次世代の100人」の2021年版にも選出されました。
 一躍スターの座へと登りつめ、次世代のアイコンと目されるジョシュア・バセットが、このプライド月間にカミングアウトしたのは、とても素敵なニュースです(2019年のリル・ナズ・Xを思い出させますね)

 
 
参考記事:
ジョシュア・バセット、ついに自身のセクシャリティーについて語る 「LGBTQ+コミュニティーの一員になれてうれしいです」(TVGroove)
https://www.tvgroove.com/?p=70673
ジョシュア・バセット、自分はLGBTQ+コミュニティの一員と明かす(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17462610

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