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LGBT自治体議連が自民党三役への面談を申し込みました
6月4日、LGBT自治体議員連盟世話人の4名が自民党の党三役に宛てて「LGBT理解増進法案の成立を推進するように求めるお願いと面談の申込み」を提出しました。与野党合意を見たLGBT新法の修正案が自民党内の審議で紛糾し、党三役預かりとなり、今国会には上程しない意向が示されたためです。
LGBT自治体議連は2017年に発足(その際、文京区の前田邦博区議がカミングアウトしました)、前田邦博文京区議、上川あや世田谷区議、石川大我豊島区議、石坂わたる中野区議、細田智也入間市議の5名の当事者議員が世話人をつとめることになりました。現在は上川区議、石坂区議、細田市議、そして前田さん(次の選挙に出馬しなかったので「前文京区議」)の4名が世話人です。
4日、石坂区議ら議連の2名の世話人が、佐藤総務会長、下村政務調査会長の議員会館内の事務所で両名宛の要望書を事務所スタッフに概要を伝えつつ手渡し、また、自民党本部にて二階幹事長宛の要望書を職員に手渡しました。
要望書は、
「『差別は許されない』という文言を拒絶することで自由民主党が『LGBTへの差別を容認している』と誤解されてしまうことを懸念しています。
与野党合意案がありながら、ひとり自民党三役による決定で同法案は上程されることもなく会期切れを迎えるかに見える状況であることを懸念し、成立に向けて取り組みを進めて頂けますようお願いいたします。
また、ぜひ私どもとの面談の機会ももうけていただけないでしょうか。 お忙しい中恐縮ですが、ご検討いただけましたら幸いです。何卒よろしくお願いいたします」
という文面。さすがは政治の世界をよくわかっている(生き抜いてきた)方たちです。政治家としての手腕を感じさせるアクションだと感じました。
要望が聞き入れられて、党三役との面談が実現し、有意義な話し合いが持たれることを期待します。
参考記事:
「LGBT理解増進法案の成立を推進するように求めるお願いと面談の申込み」を提出しました。(LGBT自治体議員連盟)
https://lgbtjgr.org/archives/180