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リル・ナズ・XがUGGのプライド・キャンペーンに参加しました
今や押しも押されもせぬ米国のトップ・アーティストとなったリル・ナズ・Xが、シューズ&ファッション・ブランドUGGが6月のプライド月間に向けて展開するプライド・キャンペーン「#UGGPride」に参加しました。
「オールド・タウン・ロード feat.ビリー・レイ・サイラス」が記録的な大ヒットを続けている最中、ストーンウォール50周年のニューヨーク・プライドのパレードの日にゲイであることをカミングアウトしたヒーローであり、その後も、ゲイネスを大胆に表現した「MONTERO (Call Me By Your Name)」や、10代の悩んでいた頃のことを赤裸々に歌った新曲「SUN GOES DOWN」を発表し、ゲイ・アーティストとして熱い支持を得ているリル・ナズ・X。『タイム』誌による「25 Most Influential People on the Internet(インターネットで最も影響力がある25人)」や『ビルボード』誌による「21 Under 21(21歳未満の21人)」、『フォーブス』誌による「30 Under 30(30歳未満の30人)」にも選ばれています。
そんな、米国のトップ・アーティストであり、ゲイのスーパースターでもあるリル・ナズ・Xがこのたび、オールジェンダーのシューズ&ファッション・ブランドUGGとPacific Pride Foundation(カリフォルニアのHIVやLGBTQ支援の団体)によるプライド・キャンペーン「#UGGPride」と、LGBTQ+アライの若者をフィーチャーする「プラウド・プロム」に参加しました。
多様な愛を祝福するキャンペーン「#UGGPride」は、オールジェンダーのシューズ&アパレルの限定コレクションで、レインボーカラーのDisco Stripeスライド(サンダル)、人気のFluff Yeahスライド、ソックス、Tシャツ、スウェットやレインボー・カラーのチュール・スカートなどがラインアップされています。
今年のキャンペーンでは、UGG.comで購入されたレインボーカラーのDisco Stripeスライド1足の販売につき25ドル(約2700円)がGLAADに寄付されます。保証される寄付額は最高125,000ドル(約1,370万円相当)。昨年も125,000ドルを寄付し、継続的なサポートを行なっています。日本でも、プライド・コレクションの売上の一部として200万円を東京レインボープライドに寄付するそうです(昨年に続く2年目の寄付です)
また、同じくUGGとPacific Pride Foundationが主催の、カリフォルニアのLGBTQIA+とアライのユースをフィーチャーする毎年恒例のイベント「プラウド・プロム」にも、リル・ナズ・Xがホストとして起用されました(今年はオンライン開催だそう)
UGGは「#UGGPRIDE」キャンペーンのストーリーを伝えるため、公式サイトに(ちゃんと日本語でも)リル・ナズ・Xへのインタビューを掲載しています。以下に素敵なコメントをご紹介します(全文はこちら)
「『PROUD Prom』のようなセレブレーションはとても大切なんだ。LGBTQIA+のコミュニティには、このような安全な場所が必要だと思う」
「自分のアイデンティティに誇りを持てるのは、自分らしくいる勇気を持ち、自分のために扉を開いてくれた先人たちのおかげだよ」
「カミングアウトしたときは、いつもの100倍くらい緊張したよ。良いことが起きるって思っていたから怖くはなかったけど、たくさんの人たちが離れていくこともわかってたんだ。でも、自分に必要のない人たちが出て行けば、もっと多くの人たちを受け入れる余地ができるからね。たくさんの人たちに、自分がカミングアウトした理由の一つが僕だって言われて驚いたよ。そんなことはまったく予想してなかったけど、それを聞いて最高の気分だった」
GLAADシニアディレクターのジョン・マッコートは、「UGG®とPacific Pride Foundationは、『PROUD Prom』とカラフルなオールジェンダーのプライド・コレクションを通して、LGBTQのコミュニティ、特にコロナウイルスのパンデミックによって未曾有の困難に直面しているLGBTQの若者たちを勇気づけるクリエイティブでインクルーシブな方法を、これからも模索していきます」と語りました。「今年のキャンペーンの顔であるLil Nas XやHari Nef、そしてPacific Pride Foundationのメンバーとともに、UGGは、多様性やインクルーシビティ、受容に対する取り組みを示し、全米の若いLGBTQの人々にパワフルで重要なメッセージを届けます」
Pacific Pride Foundationのエグゼクティブディレクター、クリスティン・M・フリッキンジャーは、「喜びに満ちたインクルーシブな今年のキャンペーンは、LGBTQ+の若者たち、中でも長期間にわたる社会的隔離の後で卒業を迎える若者たちが結びつきを感じ、存在を認めてもらうことを必要としている時期に行なわれます。UGGとの長年にわたる関係は、LGBTQ+コミュニティのウェルネスに対するUGGの真摯な貢献を示すものです」とコメントしています。
全米の注目を集めるゲイのスーパースター、リル・ナズ・Xらを起用し(ほかにも多様性あふれるモデルを起用)、レインボーカラーをこれでもかとあしらったクィアテイストなクリエーションを前面に打ち出し(ちなみに特設サイトに掲載された動画のラストに浮かび上がる「#UGGPRIDE」のロゴは、プログレス・プライド・カラーです)、GLAADや東京レインボープライドに多大な寄付をするという、これ以上ないくらい完璧な、素晴らしいキャンペーンです。UGGは日本ではあまり馴染みのないブランドかもしれませんが、今後、LGBTQ支援ブランドの筆頭として認知されていくといいですね。
参考記事:
リル・ナズ・X、UGGのプライド・キャンペーンに起用(Billboard JAPAN)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/100151
UGGからLGBTQIA+コミュニティを支援するオールジェンダーカプセルコレクション新発売。リル・ナズ・Xやハリ・ネフ、LGBTQIA+コミュニティをフーチャーした #UGGPRIDE キャンペーンも(ネオエル)
https://www.neol.jp/fashion/106101/