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Hotels.comが東京レインボープライド2021に協賛&独自のキャンペーンを展開
エクスペディア・グループのグループ企業であるHotels.comは4月19日、「LGBT+コミュニティの皆様の愛と多様性を祝福するために」東京レインボープライド2021への協賛と、「Travel Celebrate Loveキャンペーン」の開催を発表しました。
エクスペディア・グループは、お客様により多くのLGBT+フレンドリーな宿泊施設をご紹介できるよう、パートナーである宿泊施設と協力しています。現在、日本では数百件のLGBT+フレンドリーな宿泊施設が登録されています。
エクスペディア・ホールディングス株式会社代表取締役のマイケル・ダイクス氏(オープンリー・ゲイの方で、「work with Pride 2019」の当事者パネルに初の当事者のCEOとして登壇しています)は、次のように述べています。
「旅行には、世界をひとつにする力があります。人々が国境を越えて旅をし、世界中の人々と出会うことによって、多様性を尊重する感性がはぐくまれ、互いへの理解が深まっていくと私は信じています。そして、そのために誰でも安全に世界を旅行できるように尽力することが、エクスペディア・グループの重要な役割だと考えています。エクスペディア・グループは、今年も東京レインボープライドへ参加することで、LGBT+のコミュニティへの支持を示し、宿泊施設の皆様と共にLGBT+の方々が安心して旅行できる環境づくりに努めたいと考えております。ダイバーシティ&インクルージョンは、日本の「おもてなし」の文化と重なるものです。多様な旅行者を尊重し、安心と安全、そして信頼に満ちた旅行体験をお届けできるよう精進したいと考えています」
それから、Hotels.comアジア太平洋地域広報統括のゾーイ・チャン氏は、以下のように述べています。
「Hotels.comでは、ダイバーシティ&インクルージョンを大切にし、受け入れています。LGBT+コミュニティを継続的にサポートしており、これまでに台湾のプライドパレードをはじめ、様々なアジア太平洋地域におけるプライドイベントに参加しています。私たちは、一人一人のバックグラウンドに関係なく、『旅行は世界をひとつにする』と信じています。LGBT+コミュニティの皆様に使いやすいサービスを提供するために、検索時のフィルタリング機能『LGBT+への配慮』を開発したり、毎年恒例となっている『お客様が選ぶ人気宿アワード』に『LGBT+フレンドリー部門』を設けたり、LGBT+フレンドリーな宿泊施設を探しやすくしています」
こうした理念のもと、Hotels.comは今回、東京レインボープライド2021に協賛し、4月24日.25日の「#おうちでプライド」期間中、TRP公式サイトにオンラインブースを出展し、Zoomで旅行に関する質問を受け付けるそうです。
また、現在、Instagram上で「Travel Celebrate Loveキャンペーン」を開催しています。これは、Hotels.comの公式アカウントをフォローしている方々にTRPを祝福するような絵文字の投稿を促し、「みんなで絵文字パレードの列をつなげよう」と呼びかけるものです。投稿した方の中から抽選で、限定デザインのトラベルキット「Pride & Go キット」またはホテルパームロイヤルNAHA国際通りの1泊2日無料宿泊券が抽選で当たるそうです。
(みなさんご存じのように、ホテルパームロイヤルNAHA国際通りの高倉支配人はピンクドット沖縄を主催する方であり、アライ中のアライです。多くのLGBTQイベントにも無料宿泊券を提供し、コミュニティに歓迎されています)
なお、ホテルの取組みといえば、海外では、ヒルトン、マリオット、ハイアットなど世界的なホテルチェーンがこぞってLGBTQを支援し、プライドへの協賛だけでなく、LGBTQ向け特設サイトを設けたり、独自のキャンペーンを展開したりしています(弊社のLGBTツーリズムハンドブックにマリオットの「#LOVETRAVELS」というキャンペーンの事例を紹介しています)
日本ではホテルグランヴィア京都やホテルパームロイヤルNAHA国際通りの取組みが広く知られていますが(こちらの事例もLGBTツーリズムハンドブックにご紹介しています)、近年、もっと広く、様々なホテルが、弊社のLGBTQ研修を受けたり、IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)に加盟するなどして、LGBTQフレンドリーホテルとして認知されてきています。
参考記事:
Hotels.comが東京レインボープライド2021に協賛(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000104.000017857