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【人権週間】福井県越前市が市役所の大階段をレインボーカラーにデコレーション

 12月4日〜10日の人権週間に合わせ、福井県越前市は、市役所の大階段をレインボーカラーにデコレーションしました。
 
 越前市役所にお目見えしたのは、6色のレインボーカラーにデコレーションされた「にじいろ階段」。装飾には地元の越前和紙が使われたそうです。今月28日までの取組みです(にじいろ階段の様子はこちら
 越前市は、申請書などの性別欄をなくしたり、職員向けに勉強会を開いたり、市民向けに講演会を行なったりしてきたほか、実は2015年、2016年のレインボーフェスタ!(関西レインボーパレード)にブース出展したり(市への移住・定住を促進するIJU課が企画)、2019年には広報誌でLGBTQを特集したり、啓発パネル展示を行なったり、人権週間にはLGBTQ関連の冊子を展示したり、今年は5月17日の「多様な性にYESの日」に男女共同参画センターで展示を行なったり、北陸のなかでは飛び抜けて活発にLGBTQ支援の活動を行なってきた自治体です。
 今回の「にじいろ階段」は、こうした取組みを知ってもらおうと、若手職員らが中心となって企画したそうです。
 ダイバーシティ推進室の緒方祐さんは、「階段の6色のレインボーにし、市が性の多様性に取り組んでいること、自分らしく生きられる社会を市が目指していることを知ってほしい」と語っていました。

 
 なお、レインボーカラーの階段は、今年1月、兵庫県明石市の駅前のショッピングモール「パピオス」の中央階段がレインボーカラーに彩色されたのがおそらく日本初です(台湾の「彩虹地景」のような観光名所になるといいですね)

 
 福井県といえば、先月、福井出身のかずえちゃんが代表を務める団体「なろっさアライ」のみなさんが福井市の映画館で初の「福井LGBTQ映画祭」を開催し、来場者数420人を上回る大盛況となったことがニュースになりました。『his』など3作品が上映されたほか、かずえちゃん、トランスジェンダーの山口はつみさん、カネさん&コッフェさんという男性カップルらによるトークショーも行なわれたそうです。 

 東北などと同様、LGBTQへの理解や支援がなかなか進んでいない印象もあった(同性パートナーシップ証明制度は未だに実現していない)福井県ですが、こうしてかずえちゃんをはじめ福井のコミュニティのみなさんが素敵なイベントを成功させたことに励まされる当事者の方は少なくないでしょうし、自治体の姿勢も前向きに変わっていくのではないかと期待されます。

 
参考記事:
LGBTQの象徴「虹色」にデコレーション  越前市役所「にじいろ階段」【福井】(福井テレビ)
https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=145062

福井県内初の「LGBTQ映画祭」大盛況  ユーチューバーかずえちゃんら企画(福井テレビ)
https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=144705

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