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アメリカでカリスマ的な人気を誇るポップ・スター、ジョジョ・シワがカミングアウト

 YouTubeチャンネルの登録者数が1210万人、Instagramのフォロワー数が1034万人、Twitterのフォロワー数が57.7万人、カリスマYouTuberであり、歌手やダンサーとしても注目を集める17歳のポップ・スター、ジョジョ・シワが1月22日、LGBTQコミュニティのメンバーであることをカムアウトしました。
 

 ポニーテールと大きなリボンがトレードマークのジョジョ・シワは、アメリカのリアリティ番組『ダンスマム』で一躍有名になり、2016年から始めたYouTubeチャンネル「Its JoJo Siwa」のチャンネル登録者は1210万人以上に上り、歌手(『BOOMERANG』のPVの視聴回数は9億回超え)や俳優、ダンサーとしても活躍し、デパートにジョジョのコーナーが設けられるくらい、子どもたちに大人気のスーパー・ポップ・スターです。
 今月22日、ジョジョ・シワはTwitterに「私のいとこがこれをくれました」とのコメントでTシャツを着た写真を投稿しましたが、そのTシャツには「Best. Gay. Cousin. Ever.(史上最高なゲイのいとこ)」と書かれていて、自身がGay(同性愛者。アメリカでは女性でもGayと言うことが多いです)であるとカムアウトしました。
 これに先立ち、ジョジョはTikTokでレディ・ガガの「Born This Way」の「No matter gay, straight, or bi, lesbian, transgendered life, I’m on the right track baby, I was born to survive」の部分をノリノリでリップシンクしたり(着てるパーカーやリボンがレインボカラーっぽい感じでした)、LGBTQのTikTokメンバーがダンスする動画に参加し、パラモアの「Ain't It Fun」に合わせて踊りながら「今や、あなたは私たちの仲間」という歌詞を強調して歌ったりしていました。
 1月23日には、自身のInstagramでライブを配信。カムアウト後の心境について語りました。多くの愛やサポートを伝えるメッセージが届いたことへの感謝気持ちを伝えるとともに、「こんなに幸せだと思ったことは、これまでにありませんでした。とっても最高の気分」「これで私は世界中のみんなと分かちあえます。それって本当に最高。世界は愛であふれていて、とってもすばらしいって、みんなに知ってもらいたいです」と語りました。ライブの途中フォロワーから、「(LGBTQの)どのレベルにいるの?」と聞かれたジョジョは、「考えてみたんだけど、答えられそうにありません。私自身がその答えを知らないんです」と回答。さらに「いつからLGBTQコミュニティにいるの?」との質問に対しては、「わかりません。これまでの人生ずっとかもしれない。私は人は好きだけど、誰かと恋に落ちたことはありませんでした。でも、その人物は私にとって確かに特別な人であって、それがもしかしたら男性かもしれないし、女性かもしれません。どちらでもすばらしいのです」と答えました。さらに、自身の両親もよき理解者であるとも語り、「今のところ大事なのは、自分が誰を愛そうが、それは問題ではないということをみんながわかってくれているということです」「この世界には、そんな自分の味方になってくれる人たちがたくさんいるのです」と、LGBTQへのエール的なメッセージも贈りました。
 
 人気絶頂の今をときめく大スターが、このようにカムアウトして若いLGBTQを勇気づけることの意義は計り知れません。



参考記事:
ジョジョ・シワ、LGBTQの一員であることをついにカミングアウト! 「こんなに幸せだと思ったことない!」と感無量で語る[動画あり](TVGroove)
https://www.tvgroove.com/?p=60593
ジョジョ・シワ、自身のセクシュアリティについてカミングアウト!「今までで一番幸せ」
http://www.mtvjapan.com/news/2fb53w/210125-08
フォロワー1210万人!17歳YouTuber「同性愛カミングアウト」の意味(現代ビジネス)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79614



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