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　JT北海道はこのたび、「JT SDGs 貢献プロジェクト」の助成の対象にさっぽろレインボープライド実行委員会を選定しました。

　
　社会貢献活動に取り組むJTは、「SDGs貢献プロジェクト ～包摂的かつ持続可能な地域社会の発展に向けて～」を展開し、「格差是正」「災害分野」「環境保全」に取り組む団体の事業を支援しています。
「地域社会の様々な団体とのパートナーシップを基盤に、JTグループの社会貢献活動の重点課題3領域及び関連するSDGsへの貢献を通じて、包摂的かつ持続可能な地域社会の発展に向けて取り組んでまいります」との趣旨です。
　各支社で地域の団体や企業の「格差是正」「災害分野」「環境保全」の取組みに助成していますが、このたび、JT北海道は、LGBTQが抱える問題の解消に取り組んできた功績を評価し、さっぽろレインボープライド実行委員会を「格差是正」部門で選定し、200万円の助成金を交付することとしました。

　1月21日のSTVニュース北海道「どさんこワイド朝」で、交付式が執り行われた際の様子が報道されました。

　JTはPRIDE指標で5年連続ゴールドを受賞しているだけでなく、2018年のPRIDE指標では、「Representation:当事者コミュニティ」部門でベストプラクティスを受賞しています。従業員向けセミナーやEラーニングがLGBT ALLYを増やす取組みとしてどのような効果があるかの調査研究（虹色ダイバーシティとの共同研究）を実施。さらに結果報告会の開催や、インターネットでの報告レポート公開。当事者の職場環境を整備する必要性について、説得力のあるデータが示されたことで、様々な企業のLGBT施策推進にも寄与する取組みとなりました。
　Yahoo!の「JTが社員のLGBT教育に真剣なわけ」によると、海外での経験が豊富な小泉光臣氏氏はダイバーシティーの重要性を理屈ではなく肌で理解し、社長就任挨拶で「ダイバーシティーへの取り組みは1丁目1番地でやる」と宣言し、2013年にはさっそく多様化推進室を設立、2016年からはLGBT施策も強化し、役員向けセミナーの開催や一般社員を対象としたｅラーニングの実施など、LGBTへの理解を深めるための様々なプログラムを立ち上げています。2018年に就任した寺畠正道社長も「海外経験が豊富で、ダイバーシティ推進の必要性を肌で感じている」とのことです。
　

　なお、1996年から始まった札幌のプライドパレードは東京に次ぐ長い歴史を誇り、全国で初めて市長さんが来てスピーチしたり、初めてDJフロートが出走したり、初めてレインボー風船のバルーンリリースを行なったりと、参加者に数々の興奮と感動をプレゼントしてくれた素晴らしいプライドとして、LGBTQコミュニティに認知されています。一方で、北海道におけるLGBTQの生きづらさの解消のための様々な活動も地道に行ない、昨年は道内全35市すべての市から応援メッセージをいただくなどして、当事者を勇気づけてきました。そうした活動が評価され、今回の助成につながったものと思います（本当におめでとうございます）
　さっぽろレインボープライド2021は、今年9月に開催予定だそうです。
　また北の大地にレインボーフラッグが翻り、札幌の大通りを晴れやかに行進できることと期待します。



参考記事：
ＬＧＢＴの孤立緩和に」ＪＴ北海道が助成金２００万円（STVニュース北海道）
https://www.stv.jp/news/stvnews/u3f86t000009sy85.html