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『ル・ポールのドラァグ・レース』がギネス世界記録に認定されました
『ル・ポールのドラァグ・レース』がエミー賞「リアリティ/コンペティション部門」最多受賞によりギネス世界記録に認定されました。
12月9日、ル・ポールは2021年1月1日から『ル・ポールのドラァグ・レース(RPDR)』シーズン13の放送がスタートすることを発表(こちらにファーストルックが上がっています)、そしてその翌日には、新たなホール・オブ・フェーム「ギネス世界記録」のタイトルホルダーとなったことが明らかになりました。今年9月のエミー賞で、『RPDR』が5部門で受賞しただけでなく、ル・ポールが史上初の「リアリティ/コンペティション部門」最優秀ホスト賞5連覇を達成したことにより、RPDRはエミー賞に合計39回ノミネートされ、19回受賞し、リアリティ/コンペティション部門で最多を記録したそうです。
ギネス世界記録公式チャンネルに登場したル・ポールは「あらまあ。私、ギネスブックに載っちゃった」と喜びを語りました。
「素晴らしい! 見てこれ! ここに私の写真が載ってる。ギネスの証明書もある。本当にありがとう。この栄誉は夢じゃない。RPDRで司会を務め、人々が楽しみを見出してくれたことは本当に喜びだと伝えたい」
2020年、コロナ禍で世界のエンターテイメント業界が大打撃を受けるなか、『POSE』シーズン3の撮影もずっとストップしたままでしたし、『RPDR』シーズン12のグランドフィナーレも(コロナ以外にも不慮の出来事があって、フィナーレが撮影されるのか心配されていたのですが)番組史上初のオンライン開催となりました。ルポールはノーメイクだし、クイーンたちは自宅でDIYで背景を組み立ててるし、ご両親の心温まるビデオメッセージが紹介されたり(クリスタル・メシッドなどは、パーキンソン病を患うお父さんが「おばあちゃんも録画して見てくれてるぞ」と励ましてくれて、そのおばあちゃんも「幸運を祈ってるよ」とスペイン語でビデオを届けてくれて、ちょっと涙腺がヤバかったです)、ウーピー・ゴールドバーグから「アメリカは今こそクイーンを必要としてる」と熱いメッセージが届いたり、逆にクイーンたちから医療関係者やエッセンシャルワーカーへの感謝を表現する映像が贈られたりと、手作り感満載でありながら、特別に感動的な回になっていました。ロックダウンの最中、Netflixは本当に多くの話題を提供しましたが、『RPDR』のクイーンたちは(『クィア・アイ』のファブ5などとともに)不安な人々を笑顔にし、心を癒し、希望を与える存在となっていることが、ありありと伝わってきました。
ル・ポール自身はといえば、『AJ&クイーン』の打ち切りやRPDRシーズン12の騒動などもありつつ、由緒あるバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』でDQとして初めて司会を務めたり、『MasterClass』という世界最高峰がテーマのチャンネルに出演したり(激動の子供時代について語ったそう)、実に様々な活躍を見せました。
そういう意味で、今回のギネス世界記録認定のニュースは、これまでの頑張りに対するご褒美といいますか、世界中のファンが心から「おめでとう!」と拍手してくれるような、本当に素敵なニュースだったと思います。
参考記事:
RuPaul Is Now a Guinness World Records Title Holder(Out)
https://www.out.com/drag/2020/12/10/rupaul-now-guinness-worlds-record-title-holder