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晴天の下、明石プライドパレードが開催され、市長さんもご来場しました
11月15日、兵庫県明石市で第2回明石プライドパレードが開催され、県内外から68名の方が参加しました。出発前には泉市長もご来場し、参加者のみなさんに向けてご挨拶しました。
ちょっと暑いくらいの晴天となった日曜日の昼下がり、明石公園には三三五五、パレード参加者のみなさんが集まってきました。屋外イベントではありますが、マスク着用、ソーシャルディスタンスのほか、兵庫県新型コロナ追跡システムのLINE登録が求められるなど、感染対策がとられていました。
出発に先立ち、来年4月4日に京都でのパレード開催を決定した「そらにじ京都」の方などがスピーチしましたが、明石市の泉市長もご来場し(ピンクのネクタイを締めていました)、「本日お集まりいただいたみなさんに、心からの敬意を表し、お礼を申し上げます」とご挨拶しました。
「明石市パートナーシップ制度を来年1月の導入に向けて最終的な調整をしているところであります。全国に広がっており、決して早い方ではありませんが、強い思いをこめてしっかりやっていきたいと思っております。その際、特に意識したいことのひとつは、少数者の人権にとどまることではなくて、すべての人の生き方の問題につながる、自らをどのようにしていくのか、自らをどのように表現していくのか、誰を好きになるのか、ならないのか、そういう生き方が問われる問題だと思っております」(「好きにならない」という言葉にアセクシュアルの方への配慮も感じられ、素晴らしいと思いました)
明石市は全国で初めてLGBT支援の専門職員を公募する(今年4月から市に迎える)という力の入れようですが、その本気さが伝わってくるようなメッセージでした。
間隔をあけて整列した後、13時半、スタッフの方が背中に背負ったスピーカーから軽快な音楽が流れはじめ、明石プライドパレードが出発しました。主催のソラニジ・アカシさんがメッセージを読み上げ、大きなフラッグを掲げて歩く方や、レインボーカラーのマスクをしている方や、車椅子の方や、いろんな方が、駅前や商店街を数kmにわたって行進しました。とにかく天気がよかったので、気持ちよく、晴れやかな気持ちで歩けました。明石公園に戻ったあと、密を避けるため、集合写真は撮らずに解散となりました(来年は集合写真が撮れるといいですね)
コロナ禍以降、世界的に、リアル開催のパレードはほとんどなくなりましたが、さっぽろレインボープライド、宮崎レインボーパレードに続き、こうして今回の明石プライドパレードが奇跡的に開催され、パレードの灯が絶えたりせず、希望がつながったこと、本当によかったです。参加した全国のパレードファンの方たちからは、感謝の声が聞こえてきました。
主催者のみなさん、おつかれさまでした。ありがとうございました。