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kemio(けみお)さんがゲイであることをカミングアウトしました
「あげみざわ」など流行語の生みの親であり、女子中高生を中心に絶大な人気を誇るタレント、kemio(けみお)さんが、ゲイであることを正式にカムアウトしました。
2013年頃からYouTubeやVineなどへの投稿で注目を集め(女子高生あるあるネタなど)、2014年には歌手デビューし、LAに拠点を移した現在も約300万人に注目されているkemio(けみお)さんは、4月18日発売のエッセイ『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』の第3章で、「初めてお話しするんだけど、私の恋愛対象は男の人。昔は彼女がいたこともあって、そもそも好きな人の性別を考えたことがあんまりなかった。だって、人を愛することには変わりないから。ちな、今ウチはゲイ」と綴り、カムアウトしていました。
これまで公表してこなかったのは、「セクシャリティをお金に変える気はなかった」「自分の中にだけあればいいものだと思ってた」からだそうです。しかし、女性どうしで交際している方から相談メッセージをもらったことで、「私なんかウソついてない?」「自分がいちばん逃げてるのかもな」と感じ、「この話をすることによって、誰かに「こういう考え方もあるんだ」って思ってもらえたら素敵なことなのかもなって」思い、カミングアウトを決めたんだそうです。
また、ゲイであることは「そんなに大ごとだと思ってない」「私は特別扱いしてほしいわけじゃなくって、むしろみんなと一緒だよって伝えたい。どうしていちいちトピックになっちゃうの? 私は普通に恋愛しているだけなのに。。って」「知ること、相手を理解して受け入れるのってとっても大切なことだと思う。LGBTQのこと、よくわかんないままなんとなく偏見がある人は、まず知ってほしいと思う」とも綴っていました。
そして、4月28日には、自身のTwitterで「昔彼女居たことあるけどちな、今ウチはゲイ。今東京プライドが開催されてる 女性や男性誰がどの性と恋に落ちようと愛し合おうとその愛の形におかしいとシール貼り付けようとするなんて間違ってるというか秒で進む時代がそのシールをすぐに廃棄にしちゃうよ愛の形は無限大で空よりデケェんだー!」と投稿し、東京レインボープライドのことに言及しながら、改めてカムアウトしました。
ネット上では、「そうだと思ってた」「むしろノンケだと思ってた人いるの?」といったコメントと並んで「影響力のあるけみちゃんが声を大にして発言してくれることがすごく嬉しい」「みんなが本当の自分でいられる国にしましょう」「素敵すぎる。ほんとに、かっこいい」「kemio最高」「好きが加速した」「愛は宇宙! おかしいことなんてないよね」「けみおの考え方、本当に尊敬。こういう考えが当たり前の社会になってほしい!」といった賞賛の声も多数上がっています。
りゅうちぇるさんに続き、いつか東京レインボープライドにも登場してくれたら素敵ですね。
参考記事:
kemio(けみお)、ゲイを告白 セクシュアリティへの考えに称賛広がる(モデルプレス)
https://mdpr.jp/news/detail/1836030
kemio、ゲイを告白「愛の形は無限大で空よりデケェんだ」メッセージに反響集まる(スポニチ)
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/04/29/kiji/20190429s00041000156000c.html