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宮崎市が6月にも同性パートナーシップ証明制度を導入
宮崎市が、同性パートナーシップ証明制度を6月にも導入する方針を固めたことが2月23日、明らかになりました。
宮崎県内の自治体では初、九州では、福岡市、長崎市(準備中)、熊本市(4月から)に続き、4例目となります(沖縄も含めた九州地方としては5例目です)
市は同制度案の骨子を近く公表し、パブリックコメント(意見公募)を実施する予定です。
市のサイトには、「宮崎市では同性パートナーシップ制度や公的文書の性別記入欄の削除など、LGBTを含む性的少数者(性的マイノリティ)の支援策について検討することとしています」と記載されています。
宮崎市では2016年8月からレインボービュー宮崎というグループが立ち上がり、LGBTの交流会や講演会などを開催し、行政や市民への啓発と、当事者支援の活動を行ってきました。
レインボービュー宮崎の代表を務める山田健二さん(ゲイの方です)は、昨年からメディアにも顔を出して活動するようになり、新聞などにもたびたび取り上げられています(山田さんへのインタビューはこちら)
昨年3月には宮崎県知事との意見交換会が実現しました。
5月には、宮崎市が市民を対象に性的マイノリティに関するアンケートを実施した調査結果が公表され、6割以上の方がLGBTが生活しづらい街だと回答したことが明らかになりました。
8月には、宮崎市の県庁本館がレインボーカラーにライトアップされるというイベントが行われ、ニュースとなりました。
10月には「LGBTフォーラム2018」を開催し、九州レインボープライドの代表・あなたののぶゑさんを招いて講演を行い、宮崎県立看護大の長鶴美佐子教授らも交えたパネルディスカッションなども行っていました。
11月には九州レインボープライドに参加しています。
そして12月には、宮崎市がLGBT専門の電話相談窓口を男女共同参画センター「パレット」に設置することを発表していました(来年度から実施予定です)
そしてこのたび、晴れて同性パートナーシップ証明制度の導入が決まりました(おめでとうございます)
こうして見ると、地方都市でここまでやってるところってそうそうないのでは…?と思うくらい、多彩で充実した活動が展開されてきました。そうした活動が、着実に、成果につながってきた感があります。拍手!です。
参考記事:
宮崎市6月にも導入 LGBTパートナーシップ(宮崎日日新聞)