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台湾で8月までに1827組の同性カップルが結婚したことが明らかに
台湾で8月末までに結婚の届け出を行なった同性カップルが1827組に上ることがわかりました。内政部(内務省)が10月7日までに立法院(国会)で報告したもので、内訳は女性カップルが1222組、男性カップルが605組でした。
台湾では5月24日から同性婚特別法が施行され、同日から、各地の戸政事務所(戸籍業務を担当する役所)で関連の手続きが開始されていました。
報告によれば、離婚したのは計34組(男性18組、女性16組)でした。
(ちなみに、虹色ダイバーシティが発表した同性パートナーシップ証明制度登録カップルは、10月8日時点で617組です)
同性婚反対派が主導した昨年の住民投票の結果、台湾の同性婚は、民法の改正(結婚の平等)ではなく、特別法の制定によって実現されることになり、そのため、パートナーが外国籍の場合は、相手の国も同性婚を認めていなければ結婚できないという制限が残りました(つまり、台湾以外のアジア全地域の人が結婚を認められません)。そこで10月1日、国際カップルの同性婚の権利を求め、当事者と同性婚団体が行政処分不服申し立てを行うことが発表されました。
アジア初の同性婚承認ということで、今年の台湾同志遊行(Taipei LGBT Pride)は、最大20万人で盛り上がりを見せるとみられ、パレードが市内のメインストリートを歩くコースに変わったほか、前日にトランスパレードが初開催されたり、3日間にわたってゲイタウン・西門町でフェスが開催されたり、クラブイイベントなども多数、開催されます。
同性婚を記念し、また、観光客も意識して(インスタ映えスポットとして)西門町にレインボーカラーの横断歩道が設置されました。
ますます先へと進んでいく台湾。日本も早く追いつきたいですね。
参考記事:
同性婚、8月末までに1827組が届け出 女性が7割弱 離婚者も(中央社フォーカス台湾)
https://japan.cna.com.tw/news/asoc/201910080008.aspx