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楽天銀行が「スーモカウンター新築マンション」と提携し、同性カップルがパートナーシップ証明書等の提示なしに利用できる住宅ローンの提供を開始
楽天銀行が、同性カップルが住宅を共同で建築または購入する資金を借りる際に利用でき、自治体が発行する同性パートナーシップ証明書等の提示がなくても申し込める「楽天銀行LGBT住宅ローン」の提供開始を発表しました。リクルート住まいカンパニーが運営する新築マンション購入に関する無料相談サービス「スーモカウンター新築マンション」で、10月7日(土)からご案内が始まります。
今回楽天銀行が提供を開始する「楽天銀行LGBT住宅ローン」は、これまでの「楽天銀行住宅ローン(金利選択型)」が収入合算(融資が可能かどうか、収入に占める返済割合を計算する際に、申し込んだ本人の収入に同居する人の収入を合計すること)の対象が親族(直系親族または配偶者)のみだったのを、同性カップルにも拡大適用するものです。詳しくは「楽天銀行LGBT住宅ローン」特設サイトをご覧ください。
全国の「スーモカウンター新築マンション」を通して新築マンションの購入等を予定される方が利用できる住宅ローンとなります。なお、「スーモカウンター新築マンション」では、「楽天銀行住宅ローン(金利選択型)」パンフレットを配布するのみで、商品説明は行わないそうで、住宅ローンに関しては楽天銀行の専用窓口までお問い合わせいただくかたちです。
同性カップルが共同で住宅ローンを利用して住宅を共同で購入できるようにするという取組みは、今年7月、みずほ銀行が先鞭をつけ、琉球銀行がこれに続きました。いずれも、自治体が発行する同性パートナーシップ証明書の提示が必要でした。今回の楽天銀行が発表した住宅ローンは、現状、証明書を発行する自治体がまだわずかしかない中で、どの地域に住む同性カップルにも住宅共同購入の道を開くもので、その点では全国初の取組みとなります。
楽天は2016年、同性カップルにも配偶者と同等の福利厚生を適用し、楽天ウェディングなど5サービスでもLGBT向けの取組みを実施しています。「楽天銀行LGBT住宅ローン」特設サイトでも、「楽天銀行住宅ローンはLGBTのかたを応援しています」と大きく書かれています。
また、今回提携している「スーモカウンター新築マンション」は、初めて同性カップルも安心して入居できる「LGBTフレンドリー」物件の検索を可能にした大手住宅情報サイト「SUUMO」のリクルート住まいカンパニーが運営しています(同性カップルとして窓口に行っても差別的な対応をされることなく、安心して相談できると考えられます)。リクルート住まいカンパニーのプレスリリースでも「これまでもLGBT当事者の住まい探しにおける課題解決に積極的に取り組んでまいりました」「今後も様々なサービスの提供を通じて、すべての人が安心して自由に住まいを探せる世界の実現を目指してまいります」と述べられています。
参考記事:
新築マンション購入について学べる・相談できる無料サービス「スーモカウンター新築マンション」で楽天銀行のLGBT向け住宅ローンのご案内を開始(リクルート住まいカンパニー)