GLOSSARY
LGBTQ用語解説
性的マイノリティ
ジェンダー(性自認や性表現)や性的指向についてマイノリティである人、またはその状態のことを指します。
「性的少数者」ですと、単に数が少ないという意味ですが、「性的マイノリティ」と言うと、社会的マイノリティ(社会のなかで不当に肩身の狭い思いをしている、周縁化されている人々)であるという意味合いも含むため、「性的マイノリティ」と称するほうが現場に即していると見ることができます。
また、当事者が「性的少数者」と自称することも多くありません(主に行政の資料や新聞などで用いられる用語となっています)
LGBTQコミュニティのなかでは、「LGBT」が浸透する以前は、セクシュアルマイノリティ(略してセクマイとも)を自称する方がとても多かったのですが、自分は「マイノリティ」だと思っていない(決して少ないわけじゃない、メジャーじゃないわけじゃない)、「性的マイノリティ」という言葉は使いたくないと感じる方もいらして、そのような意味を含まない、端的で中立的な言い方であるLGBTQが最もよく使われる(標準的とされる)言葉となりました。