GLOSSARY
LGBTQ用語解説
クエスチョニング
性的指向や性自認が定まっていない、揺れ動いている、迷っている、まだ探している、あるいは決めたくない、カテゴライズされたくないといった方をクエスチョニングといいます。LGBTQのQです。
特に思春期、青年期の頃は、まだ自分の性的指向や性自認について確固としたアイデンティティを持てなかったり、迷ったり、しっくりくるありよう(カテゴリー)をなかなか見つけられなかったり、社会の偏見や差別(フォビア)を恐れて本当の自分を受け容れることができなかったり、様々な理由でクエスチョニングの状態にある方がいらっしゃいます。周囲のサポートを得られることで、自分の性的指向や性自認をアイデンティファイできる方も多い一方、クエスチョニングの若者のほうがLGBの若者よりも自殺を考えたり、自暴自棄になることが多いという調査結果もあるそうです(LGBTQコミュニティ内でも居場所を見つけづらいことに起因しているようです)
性同一性や性的指向の不確実感に関連する不安障害やうつ病は、WHOが定める国際疾病分類ICDの「性発達及び方向づけに関連する心理及び行動の障害」の性成熟障害として分類されています。