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レポート:三重レインボーパレードin津まつり2024

三連休中日の10月14日、今年も津市で三重レインボーパレードin津まつりが開催されました。VENさんのレポートをお届けします。(なお、同日、大垣市でもパレードが行なわれたそうです)

 2024年10月14日(日)、三重県津市で三重レインボーパレードin津まつり2024が開催されました。  三重レインボーパレードin津まつりは、地元のお祭りである「津まつり」のパレードに一団体として参加する形のパレードで、今年で6回目を数えます。コロナ禍を経て復活した一昨年、そして昨年も残念ながら雨に降られてしまったのですが、今年は見事な快晴に恵まれました。
 そして今年の新たな展開として、松阪をお手伝いし隊の方たちとのコラボ出場になったということがありました。三重レインボーパレードと松阪をお手伝いし隊は交流会などを通して提携・協力してきて、今年初めて一緒に参加することになったのでした。

 
 10月14日(日)、集合時間は10時30分でしたが、10時くらいに集合場所の市役所に行くと、みんなで風船を膨らませたり、トラックに飾り付けをしたり、仕上げが急ピッチで進んでいました。毎年、この手作り感が素敵だなと感じます。
 出発に向けて整列が始まり、スタンバイ状態になりました。毎年恒例の大きなレインボーフラッグは、今年はショートバージョンとなりましたが、目立っていました。
 いよいよ、出番がきました。先頭を共同代表のお二人が歩き、その後ろにレインボーに装飾されたトラックが続き、その後ろにフラッグを持った方々が続きます。幅広く活躍しているELLYの山口颯一さん、Marriage For All Japanの水谷弁護士、京都レインボープライドの方たち、日本LGBTサポート協会の方たち、Transgender Japanのサリーさんがフラッグを持って歩き、その後ろに手染めのレインボーフラッグを持ったみなさん、その後ろに全国で講演活動をしているLGBTの家族と友人をつなぐ会の浦狩知子さん、就活セクシズムの方、おなじみチェリオのみなさん、Transgender Japanの畑野とまとさん&畑野ぷちとまとさんなど、約70名の方々が歩きました。
 松阪をお手伝いし隊の方が沿道の方々にレインボーフラッグを配り、それを受け取ったお子さんもご高齢の方も、みなさん笑顔で振ってくれました。
 あっという間にゴールです。約30分ほどのパレードでした。快晴の空の下、気持ちよく、楽しいパレードになりました。














 ゴール後、市役所へ戻り、トラックの前で記念撮影をしました。浦狩さんの差入れのみかんをみんなでいただきました。甘くて美味しかったです。 
 毎年思うのは、主催団体ELLYの地元の方々とのつながりが、このように温かい雰囲気を生み出しているのだろうなということです。
 パレードにはいろいろな形があります。三重レインボーパレードのような地元の祭りに参加してLGBTQの存在をアピールするのも素敵だと思います。
 ある参加者の方は、「私はトランスジェンダーであることを悩んでいたけど、こうやってパレードに出たりして今はすごく楽しいです。この気持ちを誰かに伝えたいと思い、パレードに参加しました」とおっしゃっていました。
 また来年も参加したいと思います。今年参加できなかった方も、ぜひ来年は参加してみてください。


 なお、同じ10月14日には、もう一つ、岐阜県大垣市で「第1回大垣プライドマーチ」がありました。「セクマイ交流の場 虹色会」のヒロさんが大垣駅南口周辺をパレードしたそうです。「突然のことで参加者がいらっしゃらなかったので単独行進でやらせていただきました」とのことで、お一人で歩かれたそうですが、その勇気に拍手を送ります。素晴らしいと思います。お疲れ様でした。

(取材・文:VEN)


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