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10月26日・27日は大阪へ! IGLTA総会とLGBTQイベント特集
10月23日から大阪でアジア初となるIGLTA総会が開催され、26日・27日はレインボーフェスタ!など様々なLGBTQイベントも。この週末は大阪の街がスペシャルなレインボーウィークエンドになりそうです
(2021年に大阪観光局が展開した「OPEN ARMS PROJECT」のイメージビジュアル)
10月23日〜26日に大阪でアジア初となるIGLTA総会が開催され、26日・27日の週末はレインボーフェスタ!など様々なLGBTQのイベントも開催され、大阪の街がスペシャルなレインボーウィークエンドになりそうです。そもそもIGLTAとは何なのか、総会とはどんなイベントなのか、今年のレインボーフェスタ!はどんな感じなのか、そして大阪の街がどのようにレインボーに彩られるのか、といったところを特集でご紹介いたします。
LGBTQツーリズムとは
ご存じのように、OUT JAPANでは取締役会長の小泉伸太郎を中心にLGBTQツーリズム支援事業を展開しております。今回、アジア初のIGLTA総会が大阪で開催されることもあり、そもそもLGBTQツーリズムとは?というところからお伝えしてみたいと思います。
国際旅行(国をまたぐ旅行)の10分の1はゲイ&レズビアンの旅行者が占めている、LGBT旅行市場規模は23兆円に上る※といった話を聞いたことがある方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。以前からゲイやレズビアンは旅行市場における超優良顧客層として認知されてきました。
LGBTQツーリズムとは、LGBTQ旅行者をマーケティング対象にした観光施策のことです。もう少し具体的に言うと、自治体や観光協会の主導のもと、ホテルなどで研修を実施し、LGBTQ旅行者が気持ちよく旅行できるような環境を整えていくことや、そうしたLGBTQフレンドリーで魅力的な旅行先の認知を広げ、LGBTQ旅行者をサポートするということです。
※Out Nowの試算では、世界のLGBTツーリズムの市場規模は2018年時点で2187億ドル(約32兆円)に達しています(日経新聞「おいでやすLGBTQ+ 性的少数者の旅行、大阪で世界総会」より)
これは2010年代半ばですが、海外から京都を訪れたゲイカップルが、ホテルでおすすめされた市内のアメリカンスタイルのバーに行って、恋人どうしで(腰に手を回したりしながら)踊っていたら、そのバーのマスターに止められたということがあったそうです。
世界的に温泉地として有名な別府のおみやげ屋さんに、おそらくお客さんを楽しませようとする意図で、ひげを青く塗った“オネエ”のイラストを描いたポップが置かれていたこともありました。
地方ではあからさまにゲイカップルを断るホテルもあると聞きます。
男性二人がダブルのお部屋を予約すると、「間違いじゃないですか?」と聞かれたり、勝手にツインに変えられたりということも、以前はよくありました。
これらは、海外からの旅行客だけでなく、日本の当事者にとっても不快で、差別的だと感じる事例です。
せっかく素晴らしい観光資源を持っているのに、LGBTQに理解がない、差別的な国だと認識され、来る人が減ってしまうのはもったいないし、少しでもホテルや観光地がLGBTQフレンドリーになり、LGBTQのお客さんが気持ちよく旅行できるような接客・応対ができるように変わっていくといいですよね、という話なのです。
そして、ホテルや観光地、ひいては街全体をLGBTQフレンドリーで旅行しやすい街に変えていくということは、広い意味で、LGBTQのダイバーシティ&インクルージョン、LGBTQが暮らしやすい社会になるための施策であると言えます。間接的に、同性婚などの法整備にもつながると思います(タイでの同性婚実現は、首相がワールドプライド誘致を表明しているように、まさにLGBTQツーリズムの観点を重視した政策でした)
世界には、同性愛を違法とする国が70ヵ国以上もあり、実際に同性愛者や異性装者が逮捕・投獄される可能性がある国は数十ヵ国、なかには極刑を科される国もあります。また、LGBTQについて公に話すと逮捕される反同性愛法が制定されたロシア(やジョージア)などでも、かなり厳しい差別や暴行に遭う可能性が指摘されています。
身の危険を感じることはなくても、昔の日本のように、様々なかたちで差別に遭うこともあります。同性どうしのカップルでも堂々と肩を組んだり手をつないだり、恋人として過ごしたい、暴行を受けたりいやな思いをしたりせず、できるだけ安全に旅行を楽しみたい、という思いは切実です。
ベルリン国際旅行博が実施したLGBTへのアンケート調査によると、旅行先やホテルがLGBTフレンドリーかどうかは重要な判断材料であり、選択に影響を及ぼすと答えた方は、半数近くに上っています。
IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)はLGBTQツーリズムの普及を目指して1983年に米国で設立された旅行業団体ですが、世界にはLGBTにとって(こちらに示したような)危険な地域もあるなか、安全に旅行できる国や都市はどこなのか、LGBTQフレンドリーなホテルはどこなのか、といった情報を当事者に提供することで、できるだけ安心して快適に旅行できるような手助けをするという役割も担っています。
サンフランシスコでゲイゲームズが始まったのが1982年、IGLTAが設立されたのが1983年です。この時期に、欧米のLGBTQが海を渡って交流を深め、お互いのコミュニティをエンパワーしあうような流れができあがってきたのだと思います。
1970年以降、ニューヨークやサンフランシスコ、ロンドンなど世界各地でプライドパレードが開催されてきました。初めはゲイ解放運動のデモ行進だったものが、次第に、ドラァグクイーンらが登場するクラブパーティのようなショーアップしたイベントとして大規模に開催されるようになり、海外からもLGBTQ旅行客が訪れるようになりました。
1990年代には(『プリシラ』という映画の成功も手伝って)シドニーの「ゲイ&レズビアン・マルディグラ」のパレードとパーティの華やかさが人々を魅了し、毎年50万人ともいわれる人たちを呼び込み、インバウンドに成功しました。シドニーのマルディグラはテニスの全豪オープンやF1に次ぐ経済効果を上げるイベントとして歓迎され、州政府がバックアップするようになり、国をあげたお祭りになっていきました。
2000年代以降、LGBTインバウンドで最も成功している国といえば、スペインです。世界第2位を誇る観光収入60兆円超のうち10%をLGBT旅行客が占めると言われています。成功の秘密は、マドリッドやバルセロナ、ゲイリゾートとして有名なシッチェスなどに、大規模なゲイシーンがあり、世界中のゲイを魅了していること、そして、2005年に同性婚が認められたことです。国連世界観光機関(UNWTO)は、「経済的利益を超えて、結婚の平等を承認することは、寛容さ、尊敬、先進性、オープンマインドさのパワフルなブランドイメージたりうる。結果的にLGBTの旅行者を増やすだろう。アルゼンチンやスペインがいい例だ」と述べています。スペイン観光局は「2005年に婚姻平等(同性婚)を達成したというプロモーションでかなり成功した。同性婚は間違いなくスペインのイメージをポジティブに変えた。今日のスペインはオープンマインドで、偏見の無い国である。寛容で、どんな旅行者も歓迎する。そこが、世界中から訪れるLGBTQがベストな旅行先と確信する理由だ」と述べています。日本もスペインの事例に学び、LGBTQツーリズム先進国の仲間入りを果たしたいところです(そのためにも法整備が早く実現することを切に願います)
それでは、大急ぎで日本のLGBTQツーリズムを、インバウンド(海外から日本への旅行)を中心に概観してみます。
欧米諸国のLGBTが盛んに行き来しあい、プライドパレードなどのLGBTイベントも100万人規模で盛り上がり、観光関連産業も大いに潤ってきたなかで、先進国であるはずの日本は「蚊帳の外」でした。日本にも数百軒のゲイバーが集まる「新宿二丁目」など世界有数のゲイタウンがあり、プライドパレードや大規模なクラブイベントなども開催されていて、それなりに海外からもゲイのお客様が来られたりしますが、日本がLGBTQ先進国であるというイメージはなく、欧米ではあまり注目されていませんでした。日本を訪れる数千万人の外国人のうち「日本はLGBTQフレンドリーな国だから」という理由で来る方はほとんどいないと思います。逆に言うと、まだまだ「のびしろ」があるのです。
日本では、90年代末にシドニーのマルディグラを体験しに行くツアーが始まったり、「True Travel」という初のゲイの旅行会社が誕生するなどしましたが、LGBTQインバウンドに向けた目立った動きはありませんでした。2010年に小泉が副社長を務めるマグネット・ツアーズが鹿児島に寄稿したゲイクルーズとコンタクトを取り、また、仙巌園や知覧武家屋敷の方たちにゲイのお客さんの印象についてアンケートをとるなどしたのがファーストインパクトだと思われます(詳細はこちら。15年前の小泉の写真も載っています)。2015年の渋谷区の同性パートナーシップ証明制度をきっかけに、世の“LGBTブーム”の波に乗って急速に世間の理解や支援が広がり、下地が整えられていきました。2014年にはホテルグランヴィア京都の池内志帆接遇部長(当時)が京都の春光院と共同で仏式の同性婚プランを作って内外で注目を集め、その頃からIGLTAに加盟するホテルなども増えてきて、海外でも「日本にもLGBTQフレンドリーホテルがある」と認知されるようになりました。
その後、京都市観光協会や沖縄観光コンベンションビューローという自治体の観光協会がIGLTAに加盟するという画期を迎え、また、2018年4月に復興庁が「新しい東北」事業として「目指せ!ダイバーシティ東北【LGBTツーリズム】」を選定したり(弊社が事業推進を担当させていただきました)、東京都や観光庁もLGBTQインバウンドに一歩を踏み出し、大阪観光局が本腰を入れてIGLTA総会誘致に動くようになり、いよいよLGBTQツーリズムが本格化しました。
IGLTA総会開催の意義
IGLTAは毎年、年次総会を開催していて、全世界から会員である旅行会社やホテル、航空会社、国や都市の観光局の方など、LGBTQツーリズム関連の方々が数百人規模で集まり、昼間はIGLTAの活動報告や最新のLGBTQツーリズムに関する調査・研究の発表、各種セミナーや分科会、LGBTQツーリズム関連のブースが並ぶ展示会や商談会、ネットワーキング・ランチなどが開催され、夜にはレセプションパーティやチャリティパーティなども開催されます(ドラァグクイーンが登場したりします)
このIGLTA年次総会のホストシティは、米国の都市と米国以外の国の都市が交互に選ばれることになっていて、これまでは専ら欧米や豪州の都市で開催されてきました(来年は米パームスプリングス、再来年はスペインのセビリアです)。が、今回、大阪観光局が招致に成功し、初めてアジアで開催されることになったのです。
大阪観光局は2018年から、OUT JAPAN(株式会社アウト・ジャパン)の協力のもと、海外のLGBTQに向けた特設サイトを設けたり、2021年2月には日本初のLGBTQツーリズムをテーマとしたカンファレンス「LGBTQ Tourism Conference in Osaka」を開催し、同年6月には日本の観光局・DMOとして初めてプライド月間を祝うキャンペーンを、7月には新プロジェクト「OPEN ARMS PROJECT」を展開し、2022年6月にもドラァグクイーンを起用したプライド月間のキャンペーンを実施するなど、IGLTA総会の誘致を意識した多彩な取組みを行なってきました。その5年間にわたる努力が実を結び、見事にアジア初のIGLTA総会誘致が決定したのです。
会場となるスイスホテル南海大阪は、社内にダイバーシティ&インクルージョン委員会を設置し、全従業員に対してLGBTQ研修を実施したり、大阪観光局のLGBTQ関連の取組みも積極的に支援し、アジアで初めて、厳格な審査をパスしてIGLTA認定ホテルとして承認されたホテルです。
IGLTA総会
日程:10月23日〜26日
会場:スイスホテル南海大阪
日本では、ゲイゲームズやワールドプライド、ILGA(国際LGBTI協会)の年次総会など、世界のどこかの都市で毎年持ち回りで開催されるような国際的な規模のLGBTQイベント※が開催されたことが一度もなく、アジアでは香港や(中止となりましたが)台湾に先を越されてきました。そんななか、今回、ようやく日本で全世界規模のLGBTQイベントが開催されることになったのは歴史的快挙と言えます。
※ここに挙げた以外にも、LGBTQ関連の国際会議や、ミスインターナショナルクイーンなど、いろんなイベントがあるのですが、全世界規模のイベントではなかったり、特定の都市のコミュニティやお店が主催しているイベントだったりするため、割愛させていただきました
大阪でのIGLTA総会開催実現の立役者である弊社取締役会長・小泉伸太郎の話によると、大阪観光局がアジア初のIGLTA総会の誘致に成功したのは、「2018年からIGLTAに加盟し、毎年IGLTA総会にも出席して世界の状況を学ぶとともに、積極的にIGLTAの幹部にアプローチし、大阪の魅力をアピールしてきたということ」「毎年、大阪の観光施設に対してLGBTQセミナーを複数回行なって受入環境を整備してきたことや、プライド月間のキャンペーンを展開したこと」「IGLTA会員の旅行会社・メディア・インフルエンサーを大阪に招待し、大阪がLGBTQが安心して旅行できる魅力的な街であることを体験してもらい、世界に認知を広めていったこと」「総会開催都市の決定権を持つIGLTAのBoard of Director一人一人にロビー活動を行なったこと」「開催都市を決めるProposalの場で大阪城が見えるオープンエアなレストランや住吉大社でのパーティなど魅力的な提案ができたこと」などが功を奏したそうです。
IGLTAのアジア・アンバサダーを務め、2016年にアンバサダー・オブ・ザ・イヤーも受賞している小泉がアドバイザーとして関わったからこそ、うまくいったわけですが、小泉曰く、「何よりも、理事長の溝畑さんをはじめ、大阪観光局の方たちがアジア初の総会開催を実現するんだ!という熱意を持って、いろんなことに取り組んでくださったことの賜物」です。
総会開催に向けて、小泉は、「IGLTA総会の歴史上、アジアでの開催は初めてということで、今まで開催された40回の総会に引けを取らないような商談会・セミナー設備を整え、同時通訳を入れるなど、どなたでもLGBTQツーリズムを学び、またビジネスにつなげられるような環境を用意しています。また、毎日開催するネットワーキングパーティは、国際的で、なおかつ日本の魅力を打ち出したものになるよう計画しています。海外から来られたみなさんが参加して本当によかったと思うような総会を開催し、今後、日本にたくさんのLGBTQのお客様が来られる一助になればと思っています」と話しています。
なんば経済新聞にも掲載されていたように、IGLTA総会の主なコンテンツは以下のようになります。
・レセプションパーティ
大阪城を望む「ザ ランドマークスクエア オオサカ」で開催されるオープニングイベントです。大阪の景色を楽しみながら主催者と参加者全員でこの記念碑的なイベントを祝います。木曜の夜には住吉大社で「VOYAGE」というファンドレイジング・パーティが開催されます。
・スピーカーセッション
LGBTQ+ツーリズムの専門家によるセッションを通じて、業界最新のトレンドや成功事例など貴重な情報を得られるトークイベントです。例えば、今ビジネスを急速に変革している生成AIの活用方法や、IGLTAやLGBTQ+ツーリズムの専門家による新しいデータの紹介などです。
・教育ワークショップ
「LGBTQ+ツーリズムにおけるベストな手法は何か?」をウェディング市場やZ世代旅行者について深く掘り下げます。BIPOC(黒人、先住民、有色人種)やトランスジェンダーなど性的に多様な旅行者のニーズを探るワークショップなども開催されます。
・ネットワーキング
世界中のLGBTQ+ツーリズムのリーダーや同業者たちとつながり交流できるランチイベントやメディアネットワーキングイベントが開催されます。毎夜開催される種々のパーティでももちろん、ネットワーキングができます。
一般に公開されるイベントなどは特にないのですが、総会には参加費をお支払いいただければ、どなたでもご参加できます(※こちらから登録できます。日本の企業・団体はIGLTA Non-Memberの追加料金500USドルが免除されます)
レインボーな大阪を楽しみましょう
総会に合わせて開催されるレインボーフェスタ!や国際的なドラァグイベント「OPULENCE」は、海外から来られた総会参加者のみなさんと日本のLGBTQ+Allyのみなさんが交流できる絶好の場所になると思います。また、この時期はハロウィンでもあり、ゲイタウン堂山も賑わいますし、関西国際空港や南海電鉄、高島屋、なんばの商店街など大阪の街のあちこちにレインボーフラッグが掲げられ、今までにないスペシャルなレインボーウィークエンドになりそうです。
レインボーフェスタ!
レインボーイベント特集でもお伝えしていたように、今年のレインボーフェスタ!は、IGLTA総会の日程に合わせ、10月26日(土)・27日(日)の開催となります。この時期、海外から500名超の方たちが来阪することを受けて、イベント広場の真ん中に、LGBTQツーリズム関連のブースがいくつも軒を連ねるパビリオンができるほか、パレードのイエローフロート(2つ分)がIGLTA総会参加者のみなさんが歩くものになったり、今年のレインボーフェスタ!は今までになく国際色豊かな趣になりそうです。こちらのニュースでもお伝えしたように、愛内里菜さん、はるな愛さん、花*花、オバチャーン、和-IZUMI-(橘いずみ)さん、大西ユカリさん、ラグビーのレッドハリケーンズ大阪のみなさんなども出演する豪華なイベントともなり、今年しか味わえない特別な体験ができそうです。
なお、IGLTA総会の日程が10月23日〜26日となったのは、アメリカの大型連休や各国で開催されるイベントと重ならないような日程を選んだからでした。弊社や大阪観光局は毎年レインボーフェスタ!に参加してきましたし、ぜひ連携してレインボーフェスタ!を盛り上げたいし、海外から来られるみなさんにもレインボーフェスタ!を体験していただきたいと思い、実行委員会の方々に1年前からその旨を伝え、調整をしていただきました。
レインボーフェスタ!
日時:10月26日(土)11:00-17:30、27日(日)10:00-16:30
会場:扇町公園
ハロウィン・パーティ
26日(土)の夜には堂山のゲイクラブ「EXPLOSION」で、仮装コンテストなどもあるハロウィン・パーティが開催されます。実に大阪らしい、ゲイらしい、楽しいパーティになると思います。アライの方もご参加いただけますので、ゲイのクラブパーティに行ったことのない方は、この機会にいかがでしょうか。
「けったいなハロウィン? もうええでしょう!」
毎年おかしくてわかりづらい!?クレイジーなハロウィンから一転、今年はオーソドックスな王道ハロウィン路線!?
今年は欲しい インバウンド需要と エクスタシー(字余り)
コスプレゾンビもインプレゾンビもTemuの衣装で大歓迎!!
真美子夫人も真珠夫人も無課金おじさんもコスプレコンテストで豪華賞品を勝ち取るかけひきなら50-50甘い罠。
最もフィジカルで 最もプリミティブで そして最もフェティッシュなエクスのハロウィンでいかせていただきます。
(公式サイトより)
EXPLOSION Happy & Crazy Halloween Party 2024
日時:10月26日(土)21:00-5:00
会場:EXPLOSION
料金:2,500円(1ドリンク付) or 3,000円(2ドリンク付) ※どちらかお選びいただけます ※仮装の方は2,000円(1ドリンク付)でご入場いただけます
「OPULENCE」vol.5
27日(日)の夜には、『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン16で台湾人として初めて優勝し、5月に台湾総統府に招かれて蔡英文総統の前でパフォーマンスを行なったニンフィア・ウインドが出演する「OPULENCE」vol.5がZepp Nambaで開催されます。こちらもIGLTA総会参加者のみなさんがたくさん参加すると思われます。
「OPULENCE」vol.5
日時:10月27日(日)19:00-(開場18:00-)
会場:Zepp Namba
大阪のLGBTQ+フレンドリースポット
『Time Out』がIGLTA総会に合わせて掲載した「ドラァグクイーン・ベルマが薦める大阪LGBTQ+フレンドリースポット3選」という記事をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
・料亭出身のオーナーが生み出す創作和食に舌鼓を打ちながらドラァグクイーンの華麗なショーが楽しめる「do with cafe(ドゥ ウィズ カフェ)」は、ゲイタウン堂山にも程近い人気店です。ショータイムは20:30/23:30。週末は混むと思いますのでぜひ、お早めに。
・ 「LIP SERVICE(リップ サービス)」は宗右衛門町に2022年12月オープンしたばかりのドラァグクイーンバーです。「ショーハウスでは体験できないドラァグクイーンたちとの会話や、ほどよいお世辞とユーモアあふれるトークを、酒とともに楽しめる。グラスを重ねながらクイーンと一緒にカラオケに興じてみては」とのことです。
・今年堂山にオープンしたばかりの「EAGLE OSAKA(イーグル オオサカ)」は、西日本最大級の規模を誇るゲイバーです。和をイメージした内装ながら、本格的なダンスフロアもあり、世界的に有名な児雷也さんによる壁画はインスタ映えスポットとして人気です。アパレルショップなども併設されており、様々な楽しみ方ができるお店です。18〜20時のハッピーアワーはカクテル類が660円から楽しめます(キャッシュレス店舗なので、クレジットカードや電子マネー、QR決済などの準備を忘れずに)
この週末は堂山がずいぶん国際色豊かな雰囲気になることでしょう。
大阪の街がレインボーカラーに
総会の開催を記念して、関西国際空港や南海電鉄、高島屋、なんばの商店街が10月中、レインボーカラーに彩られるそうです(高島屋では「多彩な個性を持つみんなと幸せになろう」と謳うTSUNAGARU ACTIONを展開し、レインボーカラーだったりジェンダーニュートラルな商品をフィーチャーする企画を展開中。その他の情報がわかりましたら追記します)。海外では当たり前のことですが、日本ではプライドの時期でもなかなか空港や鉄道会社が動いてくれることはなかったため、スゴいことだと思います。ぜひ、大阪の街が虹色に輝くレインボーウィークエンドを体験してください。
- INDEX
- 特集:11月20日は国際トランスジェンダー追悼の日
- レポート:金沢プライドウィーク2021
- 特集:11月に観たいLGBTQ映画・ドラマ
- 特集:10月はLGBTQ映画が豊作です
- 【インタビュー】ゲイカップルと地下鉄にいた赤ちゃんが家族になるまでの本当にあった奇跡の物語『ぼくらのサブウェイ·ベイビー』の翻訳出版を目指す北丸雄二さん
- 特集:大阪観光局が発足させた新プロジェクト「OPEN ARMS PROJECT」
- 【PRIDE月間企画】トランス女性を支援したいというアライとしての心意気――映画『片袖の魚』東海林毅監督インタビュー
- レポート:足立レインボー映画祭
- ゲイの劇団フライングステージが子ども向けのお芝居を上演
- 雨上がりの渋谷に虹が出ました:「0606LGBT新法制定を求めるハチ公前連帯集会」レポート